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Events & Seminars

募集中

**終了しました**チェンジ・エージェント・アカデミー 組織開発アドバンスセミナー(I) ピーター・センゲの『学習する組織』に学ぶ

本コースはおかげ様を持ちまして、終了いたしました


チェンジ・エージェント社設立10周年を記念して発足した「チェンジ・エージェント・アカデミー」では、自身を取りまく組織、地域、国を変えんとする変化の担い手が集い、共に学ぶ場を提供しています。第1弾のシステム思考アドバンスセミナー(I)には十余名の参加者に集まっていただき、大いに議論・対話いただきました。

チェンジ・エージェント・アカデミー第2弾は、組織開発をテーマに据えて、ピーター・センゲ著『学習する組織』について学びます。20世紀の経営を変え、21世紀型組織の先鞭をつけたこの名著を読み解きながら、参加者自身の実践課題について対話する全6回の連続セミナーを開催します。

学習する組織は「志を育む」「内省・共創的に対話する」「複雑性を理解する」の3本柱で構成され、5つのディシプリンがあります。それぞれのディシプリンについて、本の内容から浮かび上がる洞察や問いについて議論し、また実践者同士の課題や悩みについて対話することで「知る」「理解する」レベルから「できる」「体得する」レベルを目指します。

進行は、日本語版共訳者であり、ピーター・センゲの進めるグローバルな学習コミュニティ展開、食料問題や環境問題などへのマルチステークホルダー・プロジェクトなどで協働する小田理一郎が担当します。

多くの実践者たちにとってその難解さのため書斎に積んでおきがちな本ですが、これを機会に是非ご一緒に学びませんか? 

【日時】     2015年 12月1日、12月22日 /2016年1月19日、2月9日、3月1日、3月22日 

          いずれも火曜日夜の19時から21時45分

【場所】      場所は回によって四ッ谷会場、新宿会場(東京都内)のいずれかで開催

【価格】     全6回・・・9万円+税(税込97,200円)
          単回 ・・・1回あたり18,000円+税(税込19,440円)

< 受講料20%引き 対象のご案内 >

弊社「学習する組織リーダーシップ研修」と合わせて申込をされた方、過去同セミナーを受講いただいた方は 受講料が20%引きとなります。(全6回72,000円+税、単回14,400円+税)割引受講のお申込は電子メールにてお願いします。


※外部サイト(Peatix)に移動します。

請求書等が必要な場合、割引受講申込みの場合は、リンク先の【申込み票】を電子メールで送信ください

コース概要

目的

学習する組織のディシプリンについての理解を掘り下げ、実践的に活用できるため知識、スキル、姿勢、あり方を習得することによって、望ましい変化を引き起こすためのリーダーシップ能力を高める

  • ビジョン・目標達成、問題解決などの望ましい変化を起こすためのリーダーシップ能力を磨く
  • べき論に囚われることなく、現実の人間関係、組織、地域などがなぜ今の挙動を起こしているかを理解する
  • 目的、ビジョン、目標の達成に必要な対話プロセスを、地に足の着いた実効性のあるものにする

プロセス

  • 参加者及びファシリテーターによる社会的学習を促す「学習する場」を形成する
  • 組織開発の名著、ピーター・センゲ『学習する組織』を教科書として、毎回内容に関する事前学習、発表、解説によって理解を深め、また、関連する身近な課題について考察、討議することによって使える能力になるようにする
  • 参加者の自身・自組織・自地域の課題について、学んだことを適用しながら、現実の組織システムの理解を広げ、どのように対処するかを見出す

対象

現場リーダー・ネットワークリーダーとして、組織開発を実践しているかた、また、過去に「学習する組織リーダーシップ研修」を受講している方におすすめのコースです。レベル感に関してご不安がある場合は事務局(info@change-agent.jp/03-6413-3760)までお問い合わせください。主に人的能力または概念的能力である学習する組織のディシプリンは、セクター・業界、職階・職層を問わず必要な能力ですので、業種や立場は問いません。下記のような方に特にお勧めです。

  • 組織や地域、国を変えたいと願い、そのための力を伸ばしたい方
  • 広く問題・課題の全体像や自分自身の源を希求したい方
  • リーダーとしての自己の発達に取り組みたい方
  • 学習する組織の「道」についてもっと学びたい方

※セミナーの効果をより高めるために、弊社主催『学習する組織リーダーシップ』セミナー(2日間)の受講をお奨めします。直近の開催は、10月9-10日、12月18-19日を予定しています。詳しくはこちらをご覧下さい。

期待効果

  • たゆまぬ学習への動機付けとビジョン実現へのコミットメント
  • 組織開発の基本能力であるビジョン共有、内省・共創的対話、システム思考の理解・実践スキルの向上
  • 組織開発を進める上での姿勢・あり方についての新たなレベルでの理解と活用
  • 組織・地域・現場リーダー、ネットワーク・リーダーとしての熟成・発展

講師/ファシリテーター

小田理一郎(チェンジ・エージェント)

チェンジ・エージェント代表取締役。オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン代表、グローバルSoL理事などを務め、システム思考、ダイアログ、「学習する組織」などの普及推進を図っている。

ドネラ・メドウズ著『世界はシステムを動く』の日本語版解説を担当。共著に『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』『もっと使いこなす!「システム思考」教本』(東洋経済新報社)など、共訳書にピーター・M・センゲ著『学習する組織』(英治出版)、ジョン・D・スターマン著『システム思考』(東洋経済新報社)、監訳書にアダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング』(英治出版)。

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セミナー内容

第1~6回の各回共、事前に『学習する組織』を読んできた内容について、それぞれの洞察や問いを共有して議論やQ&Aを行い、その後参加者の現実の課題をとりあげながら対話をすることによって、本の内容を体感・実感する。

各回の内容は以下の通りです。

  • 第1回 学習する組織とはどんな組織か?
  • 第2回 自己マスタリー: 私たちは何者であり、何を為したいのか?
  • 第3回 メンタル・モデル: いかに自己の論理の罠から抜け出すか?
  • 第4回 システム思考: なぜ人や組織はそのように振る舞うのか?
  • 第5回 チーム学習: なぜチームは学習できないのか?
  • 第6回 共有ビジョン: いかに組織は理念を共有・体現できるか?

(各回の内容について、参加者の要望を受けながらより効果を高めるために変更する場合があります)

日付

内容

課題図書の対象範囲

12月1日(火)

19:00~21:45

第1回 学習する組織とはどんな組織か?

学習する組織、学習のディシプリンなどの基本理念について、その実践・原則・真髄について概観すると共に、過去30年間に積み上がった実践事例を読む。学習する組織のタネは身近にあるとしたら、どのようにそのタネを育て、広げていけるか、あるいは国内の実践家がどのように課題を感じているかについて対話する。

第1章「われに視点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」

第12章「基盤」

第13章「推進力」

第14章「戦略」、付録①「学習のディシプリン」

12月22日(火)

19:00~21:45

第2回 自己マスタリー: 私たちは何者であり、何を為したいのか?

学習の起点となる自己マスタリーのディシプリンを取り上げ、私たち自身の目的意識・ビジョンと自身の中にある源について探求する。理想と現実の間に生じる創造的な緊張や感情的緊張、学習する組織におけるリーダーシップの意味、役割などについて、実践での課題や悩みに焦点をあてて対話する。

第8章「自己マスタリー」、第15章「リーダーの新しい仕事」

1月19日(火)

19:00~21:45

第3回 メンタル・モデル: いかに自己の論理の罠から抜け出すか?

学習の最大のチャレンジは、過去の学習の成果ともいえる私たちのメンタル・モデルにあるとも言えるだろう。自らの論理の罠にはまっているとき、どのように気づき、無知を知り、より高次の学習への扉を開くことができるのか? それぞれが持つ複数のメンタル・モデルについて共に内省し、メンタル・モデルと向き合う実践について対話する。

第2章「あなたの組織は学習障害を抱えていないか?」、第9章「メンタル・モデル」

2月9日(火)

19:00~21:45

第4回 システム思考: なぜ人や組織はそのように振る舞うのか?

学習する組織の要諦であるシステム思考のディシプリンについて、初歩的なフィードバック理論とシステム原型がいかに組織の共通言語として役立ちうるか、どこに限界があるのかについて議論する。また、スキルを超えた理念・哲学レベルでの「全体性」や「生きているシステム」の意味について対話し、どのような組織システムを私たちは求めるのかについて共に深める。

第4章「システム思考の法則」、第5章「意識の変容」、第6章「『自然』の型-出来事を制御する型を特定する」、第7章「自己限定的な成長か、自律的な成長か」、第16章「システム市民」、第18章「分かたれることのない全体」、付録②「システム原型」

3月1日(火)

19:00~21:45

第5回 チーム学習: なぜチームは学習できないのか?

共に内省しながら主張と探求のバランスを図るチーム学習について、なぜ多くの組織は本質に触れない「儀礼的な会話」や相手を打ち負かす「言い合い」に終始するのか、その背後にあるシステムやメンタル・モデルについて省察する。また、実践者の「ダイアログ」や「プレゼンシング」の体験を取り上げ、日本の文脈に即したチーム学習の進め方について対話する。

第11章「チーム学習」、付録③「Uプロセス」

3月22日(火)

19:00~21:45

第6回 共有ビジョン: いかに組織は理念を共有・体現できるか?

使命、ビジョン、価値観といった経営理念の共有の状態がどのように組織のパフォーマンスに影響を与えるのか、共有の鍵がどこにあるのか、参加者の実践体験を元に共に深める。また、コースの締めくくりとして、これからの日本社会でどのような組織・チームのビジョンを共有したいかについて対話する。

第10章「共有ビジョン」、第17章「『学習する組織』の最前線」

前回シリーズ(システム思考アドバンスセミナー(Ⅰ)システム変容のためのリーダーシップ~ドネラ・メドウズに学ぶ)に参加した方の声

  • 直接いろいろ質問できることや、参加者の方のコメントや質問からとても多くの学びがありました。
  • 文章だけであると概念を分けて考えがちであるが、そうではなく考えられたことが良かった。
  • 非常に楽しかったです。議論をすることで頭の中が整理でき、理解が深まったように感じました。
  • 他の参加者のかたが「自分はこう理解している」というフィードバックをしてくれたのでとても助かった。
  • 参加者同士の対話のスタイルが気づきを誘う
  • 具体的にレバレッジの考え方を適用するイメージが理解できました。
  • 実課題を扱っていただき、議論できたのがとても勉強になりました。

募集要項

日時

<2015年> 12月1日、12月22日 <2016年> 1月19日、2月9日、3月1日、3月22日

いずれも火曜日夜の19時から21時45分

場所

場所は回によって四ッ谷会場、新宿会場(東京都内)のいずれかで開催

価格

  • 全6回・・・・・・9万円+税(税込97,200円)
  • 単回での参加も受け付けます。 ・・・・・・・・1回あたり18,000円+税(税込19,440円)

< 受講料20%引き 対象のご案内 >

弊社「学習する組織リーダーシップ研修」と合わせて申込をされた方、過去同セミナーを受講いただいた方は 受講料が20%引きとなります。(全6回72,000円+税、単回14,400円+税)割引受講のお申込は電子メールにてお願いします。

  お休みしてしまった場合・・・

当日欠席してしまった場合、その回の分は、小田の講義部分の音声を録音したものを、お聞きいただけます。(お休みした回のみ) 演習の時間や、ディスカッション部分などカットされる部分がございますことや、音声だけではお伝えしきれない部分がございますため、あくまで補助的なものであることご理解、ご了承ください。

【対象者】 全6回をセットでお申し込みいただいた方

定員

約20人

お申し込み

お申し込みフォーム、または電子メールでお申し込みください。ご入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、受講票と詳しいご案内を電子メールでお送りいたします。

フォームからのお申し込み 

下記ボタンをクリックすると、外部チケット購入サイト「Peatix」に移動します
お支払いは、クレジットカード・コンビニ・ATMがお使いいただけます。

※外部サイト(Peatix)に移動します。

請求書等が必要な場合、割引対象の場合は、リンク先の申込み票を電子メールで送信ください

電子メールでのお申し込み

事務局 info@change-agent.jp まで下記申し込み票を電子メールでお送りください。受付確認後、振り込み口座をお知らせいたします。
請求書・領収書が必要な場合は電子メールでお申し込みいただき、その旨お書き添えください。


申し込み票

(    ) 全6回に申込みます。

<単回>

(    ) 第1回 学習する組織とはどんな組織か?【12/1】

(    ) 第2回 自己マスタリー: 私たちは何者であり、何を為したいのか?【12/22】

(    ) 第3回 メンタル・モデル: いかに自己の論理の罠から抜け出すか?【1/19】

(    ) 第4回 システム思考: なぜ人や組織はそのように振る舞うのか?【2/9】

(    ) 第5回 チーム学習: なぜチームは学習できないのか?【3/1】

(    ) 第6回 共有ビジョン: いかに組織は理念を共有・体現できるか?【3/22】

【学習する組織リーダーシップ研修】を併せて申し込む

(    )10月9日-10日 東京(田町)開催 

(    )12月18日-19日 東京(永田町)開催

ご氏名            [                    ]
ご所属            [                    ]
メールアドレス           [                    ]
当日の連絡先電話番号     [                    ]

※この研修コースのことをどこでお知りになったか教えていただけると幸いです。

( ) a. 以前受講した人からのご紹介 ご紹介者名(         )
( ) b. 職場・知人・友人からのご紹介
( ) c. システム思考メールマガジン
( ) d. チェンジ・エージェントのウェブサイト.
( ) e. チェンジ・エージェントからのメールによるお誘い
( ) f. 他のメールマガジンによるご案内 (          )
( ) g. facebook・twitterなどのSNS
( ) h. その他 (          )

※このたびのご参加の目的や重点的に学びたいことなどがございましたら、ご意見をお聞かせください。
(                                                 )

ご質問にお答えいただきありがとうございます。必ずしもご要望にお応えできない場合もございますが、ご容赦ください。

【備考】
※メールでお申込の方は受付確認後、振り込み口座をお知らせいたします。入金確認を持ちまして正式な受付となります。
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますので、ご一報いただけますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

(有)チェンジ・エージェント 担当 岩下、小田
E-mail: info@change-agent.jp Tel:03-6413-3760

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▼   参考情報 課題図書「学習する組織」について  ▼

目次 / 訳者まえがき 

ピーター M センゲ (著), Peter M. Senge (著), 枝廣 淳子 (翻訳),小田 理一郎 (翻訳), 中小路 佳代子 (翻訳) 出版社: 英治出版(2011/6/22)

世界で100万部以上販売され、20世紀の経営を変えた戦略書の一つとして評価されるピーター・センゲの『The Fifth Discipline』の2006年刊の増補改訂版です。

企業、学校、地域コミュニティ、社会課題やそれを乗り越える、さまざまな実践事例が書き加えられました。実践からの振り返りと組織の未来への考察は、実際に組織をマネジメントする実践家への道標を提供するでしょう。

いま個人・企業・社会に求められる真の「変革」とは何かを私たちに問いかけます。本書の洞察は決して古くなることがない。文字通り不朽の名著です。

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課題図書『学習する組織』目次

日本語版 訳者まえがき

改訂版によせて

第Ⅰ部

いかに私たち自身の行動が私たちの現実を生み出すか・・・・・・

そして私たちはいかにそれを変えられるか

第1章 「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」

学習する組織のディシプリン

第五のディシプリン―システム思考

メタノイア―心の転換

アイディアを実行に移す

第2章 あなたの組織は学習障害を抱えていないか?

  1. 「私の仕事は○○だから」﹂
  2. 「悪いのはあちら」﹂
  3. 先制攻撃の幻想
  4. 出来事への執着
  5. ゆでガエルの寓話
  6. 「経験から学ぶ」﹂という妄想
  7. 経営陣の神話

学習障害とディシプリン

第3章 システムの呪縛か、私たち自身の考え方の呪縛か?

小売業者の物語

卸売業者の物語

ビール工場の物語

構造が挙動に影響を与える

影響の範囲を定義しなおす―ビール・ゲームで業績を改善する方法

学習障害と私たちの考え方

 第Ⅱ部

システム思考―「学習する組織」の要

第4章 システム思考の法則

第5章 意識の変容

世界を新たな視点から見る

因果関係の環に目を向ける

自己強化型およびバランス型のフィードバックと遅れ―システム思考の基本構成要素

自己強化型フィードバック―いかに小さな変化が大きくなり得るかを見つける

バランス型フィードバック―安定と抵抗の源を見つける

遅れ―やがて・・・・・・・・物事は起きる

第6章 「自然」の型―出来事を制御する型を特定する

原型① 成長の限界 

原型② 問題のすり替わり 

第7章 自己限定的な成長か、自律的な成長か

私たちが自ら﹁市場の限界﹂を生み出すとき

木も見て森も見る

 第Ⅲ部

核となるディシプリン―「学習する組織」の構築

第8章 自己マスタリー

「学習する組織」の精神

マスタリーと熟達

「なぜそれをめざすのか」﹂

抵抗

自己マスタリーのディシプリン

真実に忠実であれ

自己マスタリーとシステム思考

組織の中で自己マスタリーを育む

第9章 メンタル・モデル

最上の考えがうまくいかないのはなぜか

新しいビジネス観の涵養

実践におけるメンタル・モデルへの対処

実践を根づかせる

ツールとスキル

メンタル・モデルのディシプリン

合意は重要か?

メンタル・モデルとシステム思考

第10章 共有ビジョン

共通の関心

なぜ共有ビジョンが重要か

共有ビジョンを築くディシプリン

共有ビジョンとシステム思考

第11章 チーム学習

チームに眠る知恵

チーム学習のディシプリン

「練習」の方法を学ぶ

チーム学習とシステム思考

第Ⅳ部

実践からの振り返り

第12章 基盤

内省とより深い会話の文化を形づくる

人を育てる

生きているシステムとしての組織

第13章 推進力

変革への異なるアプローチ

適応する組織を築く

業績と幸福

第14章 戦略

戦略的に考え、行動する

  1. 学習と仕事を一体化させる
  2. そこにいる人たちとともに、自分のいる場所から始める
  3. 二つの文化を併せもつ
  4. 練習の場を創る
  5. ビジネスの中核とつなげる
  6. 学習するコミュニティを構築する
  7. 「他者」と協働する
  8. 学習インフラを構築する

第15章 リーダーの新しい仕事

設計者としてのリーダー

教師としてのリーダー

執事(スチュワード)としてのリーダー

第16章 システム市民

システムを見る

私たち自身がシステムであると自覚して生きる

二一世紀のための教育

第17章 「学習する組織」の最前線

自然界のパターンを発見し、体現する

次世代のリーダー

第Ⅴ部

結び

第18章 分かたれることのない全体

付録① 学習のディシプリン

付録② システム原型

付録③ Uプロセス

原注

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訳者まえがき

今ほど「学習する組織」が強く求められる時代はないであろう。学習する組織とは、目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける組織であり、その目的は皆が望む未来の創造である。学習する組織には唯一完全の姿があるわけではない。むしろ、変化の激しい環境下で、さまざまな衝撃に耐え、復元するしなやかさをもつとともに、環境変化に適応し、学習し、自らをデザインして進化し続ける組織である。

二〇〇八年の金融危機、その後顕在化した多くの国家の財政危機、資源問題や食料問題、気候変動などでグローバル経済が揺れ動く中、二〇一一年三月に日本を襲った大震災と津波は、被災地だけでなく、国内外の広範な地域で生産活動や生活に多大な影響を与えている。私たちは、網の目のように紡がれたつながりの中で経済活動を行い、社会を構成し、日々暮らしていることを平時には忘れがちだ。しかし、なくなって初めて気づく前提が数多くある。そういった前提によって紡がれた網の目は、ますます複雑化し、一部で起こった衝撃がここかしこに想定もしなかったような影響を与える。私たちはかつてないほどの「相互依存」の時代を生きているのだ。

そのような複雑で変化の激しい時代には、多様な関係者が真の対話を重ね、複雑な現実を見つめ未来のビジョンを共有することで、自ら創造し、再生し続ける組織が必要だ。学習する組織はまさに二一世紀に求められる組織像であり、ピーター・センゲ氏(英語での発音は、「センギ」のほうが近い)の先駆的な仕事は、そうした未来の組織課題や社会課題に対応するための新しい組織像を、二〇年以上前から示していたのである。

一九九〇年に本書旧版の原書が出版され、二〇〇五年に出された改訂版では、「学習する組織」の実践上の課題やそれを乗り越える数多くの事例が書き加えられた。実践からの振り返りと組織の未来への考察は、実際に組織をマネジメントする実践家への道標を提供するであろう。加えて、旧版の翻訳書『最強組織の法則』(徳間書店、一九九五年)では原書の内容が部分的に割愛されていたが、本書は改訂された原書をすべて翻訳した完全版であり、より原書に近い形でセンゲ氏の提言を読んでいただけることを期待する。

組織づくりの課題は今の日本には時宜にかなったものだ。訳者らは日本の企業、行政などの組織で、研修や組織開発を支援する機会を数多くいただいているが、本書にある他責思考や縦割り意識、当事者意識の欠如などのさまざまな学習障害は、程度の違いこそあれほとんどの組織に見受けられる。根幹にある単純な線形思考、真の対話の不足、使命感の喪失や謙虚さの欠如は、一部の欧米のマネジャーやコンサルタントだけの課題ではなく、日本の組織にとっても大きな課題なのだ。

とりわけ、なぜ理念を掲げながら、組織の多くの行動や現実が理念から離れているのかに目を向けなければならない。これは簡単な課題ではなく、一朝一夕には解決しない。「学習する組織」づくりは長い年月に及ぶ実践の積み重ねが必要であり、しばしば職業人生をかけることとなる。

本書は、理想とする組織像を理念として掲げるのみに終わるのではなく、実践に必要な理論、具体的なツールと手法、そして実践を支えるための組織インフラの改革について提示している。それぞれの組織は、事業を行うための独特の知識を持つが、今までの日本の組織では「背中を見せる」「あうん」で教える暗黙知として伝承されるものが多かった。学習する組織のツールや手法は、暗黙知として伝えられてきた職業人の知恵と技を、わかりやすく見えるように形式知化して、伝承や改善を容易にすると同時に、その暗黙知に潜む本質を失わないことの大切さを伝える。

「学習する組織」の典型的なプログラムを実施する場合、通常一〇〜三〇人のチームごとに、理論やツールを二〜三日の研修で導入し、そのチームで数カ月間にわたって「深い学習サイクル」による組織学習の練習を繰り返す。その練習を通じて、理論の本当に意味することについて「我がこと」として気づき、必要となる知恵と技を身につけていくのだ。このチーム単位の活動を全社的に広げるには、会社の規模や複雑さによって、二〜三年からさらに長い期間を要する場合もあるだろう。

安定成長の時代には、効率改善や標準化が常套手段である。しかし、複雑に激しく変化する時代には、しなやかさや多様性を強化することで、長期的な効率の最適化を図る。そのために、安定成長の時代に私たちの思考や行動の前提として染みついたメンタル・モデルを浮かび上がらせ、それがこれからの環境や課題状況に合ったものかを組織として精査するために、物事を多面的に見て、多様性を創造につなげる対話が欠かせないのだ。

幸い、日本においても近年、対話の慣行や文化が再び根付き始めている。皆が「何かおかしい」「このままではいけない」と声を挙げ、互いの考えに耳を傾け始めているのだ。センゲ氏の提示する「チームの中核的な学習能力の三本柱」は、こういった動きをさらに有益なものにするための示唆を与えてくれる。ただ話し合うばかりでは、皆が望む結果を出せる組織はつくれない。どんな未来をつくりたいのかの具体的なビジョンを共有し、一人ひとりがそのビジョンを自分事として創造的に取り組まなければ前進できない。共有ビジョンを描けたとしても、物理的な制約や利害関係のもつれなど、複雑な現実の構造を適切に見極めることができなければ、容易にシステムの罠に陥り、現実を効果的に変えることはできない。「内省的な対話の展開」「志の育成」「複雑性の理解」の能力と実践を、バランスよく伸ばす必要があるのだ。

学習する組織のツールは、楽器のようなものだ。数時間から数日間使っていれば音色は出せるようになるが、上手に曲を奏でるにはもっと練習が必要だ。一人で上手に演奏できても効果は限定的で、めざすのは、組織として合奏ができることだ。とくに変化の激しい環境下においては、ジャズ・プレイヤーがその場や他の演奏者の状況を見ながら適応する「即興」が協働の質を左右するだろう。

そしてツールの習得よりも重要なのは、そういった合奏や即興に参加する一人ひとりの意識の変容にある。知識やツール、それらを使いこなすスキルは、能力のごく表面的な部分にすぎない。大事なのは、根底にあるそれぞれの人の基本姿勢、そして、「あり方(being)」だ。この職業人としてのあり方の変容が十分に多くの人たちの間ではじまったときに、組織の潜在可能性は大きく開放される。このあり方の変容を意図的に起こそうとするならば、経験上最も確かな方法の一つは、組織学習の理論とツールを習得し、その実践を組織として繰り返すことなのだ。

「組織開発のバイブル」とも位置づけられる本書は、経営者はもちろんのこと、現場リーダーからネットワーク型リーダーまでさまざまなリーダーに役立つだろう。そして、学習する組織では職位に関係なくすべての人がそのとき、その場でリーダーとなり得るのである。今の組織や社会に対して「このままではいけない」「もっとよくしたい」と感じるすべての人に、その想いを実際に変化につ

なげ、未来を創造する力―真のリーダーシップを高めるきっかけとなることを願っている。

この訳書には、多くの方の支援があった。著者のピーター・センゲ氏とシステム思考の恩師であるデニス・メドウズ氏に厚くお礼を述べたい。そして、オットー・シャーマー氏、アダム・カヘン氏ら数多くの卓越した実践家たちとの出会いのきっかけとなった組織学習協会(SoL)、日本での実践についていっしょに振り返ってくれたSoLジャパンと組織開発コミュニティの仲間たち、組織開発の実践機会をくださったクライアント企業の皆さまのおかげで、本書の意味をより掘り下げ、現実の課題に引きつけて理解することができた。また、英治出版の原田英治氏、同編集担当の高野達成氏に翻訳出版の機会をいただき、小野寺春香氏、東出顕子氏に翻訳協力をいただいた。そのほかにもさまざまな方のおかげで、本書の日本語版を出すことができることに対して、感謝の念でいっぱいである。

多くの想いを紡いでお届けする本書が、この日本において、人の成長、組織の発展と、地域や国の再生に少しでも役立つことができたならば幸甚である。

2011年5月    枝廣淳子・小田理一郎・中小路佳代子(㈲チェンジ・エージェント)

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