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先週末、山梨県北杜市の清里で、一年の計をたてるための合宿を行いました。仲間と世界の直面する課題状況を振り返り、これから自分自身がどうありたいか、何をしていきたいか、を明確に感じることができました。今、とても晴れやかな気分です。

その合宿を終えて、そのプロセスを振り返り、あらためて「場の力」の偉大さを感じています。

ダイアログの会場や宿泊を提供してくれたのは、八ヶ岳の麓の清里高原で、富士山や南アルプスにも見守られる「清泉寮」。満天の星空、しんしんとした雪原、フォッサマグナから湧き出る温泉、外気のきりっとした寒さと部屋に暖かく差し込む陽光。自然を五感で感じる絶好の場所です。

運営する財団法人キープ協会は日本の中でも、青少年教育や環境教育の草分け的な存在です。とりわけ、山間が多く、気候の厳しいところの多い日本にあって、高地農業のモデル事業を行うなど、草の根レベルからのイノベーションを生み出してきました。創立者である故ポール・ラッシュはじめ、関わってきた多くの人たちの想いにあふれる場所です。

食事は、「地産地消」を心がけて用意された食材が、「その潜在性を最大限引き出したい」との想いで調理され、給仕されます。厳しい山間で、無農薬や減農薬で育てられ、あふれんばかりの生命力に満ちた野菜がもたらしてくれるエネルギーを感じずにはいられません。

そんな生命力に満ちた場での仲間達との輪を作ってのダイアログは、場の中にある生命力が、一人ひとりの「チャネル」に吸い上げられて、言葉になっていくようでした。まるで、雨で空から地上に降りた水を、地中から吸い上げ、空に向かって蒸散する「森」の一部になったような感じです。

このような深い経験をさせてくれた清泉寮という「場」と、その地に関わる全ての人たちの「想い」、そして時を共に過ごしてきれた仲間達に、深く感謝いたします。

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