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【企業の方対象】7月11日サステナブル・フード・ビジネス研究会のお知らせ【終了しました】

2012年05月02日

この会はおかげさまをもちまして募集を終了しました。
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「(この文明が自然環境の限界を超えて)最初にもっとも深刻な課題を迎えるのは食料問題であろう。
そして、あと一度の世界的な不作で食料危機がいつ起こってもおかしくない」

世界的な食料問題及び環境問題の権威であるレスター・ブラウン氏が、崖っぷちに立つ私たちの文明の状況について評しています。気候変動や水のリスクはすでに顕在化し、食料システムに関わる企業や利害関係者はすでに大きな影響を受け、食料の6割、水の5割、エネルギーの9割以上を海外に頼る日本にとってもその影響は価格上昇や調達難の形で現れ始めています。一方で、生活者や社会では、具体的な施策や備えはされているとは言い難く、危機感がほとんど見られないように見受けます。

果たして、食料システムや食に関わるビジネスには、どのような未来があるのでしょうか? 今の食料システムは存続しうるのでしょうか? 食料システムはどのように変化していくのでしょうか? 食に関わるビジネスにはどのような影響があるのでしょうか? 食関連ビジネスの海外での知見や取り組みから、何を学べるのでしょうか?

このような問いについて、世界の最新情報を共有し、話し合い、考え、学ぶコミュニティを築くために、「サステナブル・フード・ビジネス研究会」(第3期)を開催します。世界の研究者や実践家の知見を踏まえながら、ビジネスとしてどのようにリスクを評価し、また、どのように効率的かつしなやかな食料システムの構築に貢献できるか、是非一緒に考えてみませんか。

2011年1月より、食料システムのサプライチェーンに関わる企業とともに、サステナブル・フード・システム研究会を立ちあげました。第1期の間に5回の勉強会を行い、気候変動、水、貧困などの持続可能性主要課題及び世界の企業最新動向について学び、また、第2期(2012年度)、全10回+特別セッション1回の勉強会ではゲスト・スピーカーを迎え、より具体的な、現場感のある課題について対話を重ねながら学びを深めました。

研究会の第3期では、今までの学びをさらに深めるべく、継続的にゲスト・スピーカーを招いて食料問題の最前線に関する話題提供を行いながら、参加者及びゲストの間でオープンな対話を繰り広げ、個々の立場を超えた視点から解決策を見据え、企業同士のコラボレーションや情報交換のプラットフォームのような場になればと考えています。本研究会は、食の流通の本流の改革に焦点をあて、主に食品メーカー、小売、外食、流通、商社など、比較的規模の大きな食ビジネスに関わる企業の担当者を対象としています。

日本の食、世界の食の将来への危機を理解し、ポジティブな変化のうねりを創っていきたいと思われる企業・研究者の皆様、是非ご参加ください。

---------------------------------(以下ご案内)-----------------------------------------


今期(第3期)研究会の第2回(7月11日)では、政策研究大学院大学教授(前農林水産省食料産業局 企業行動室 室長)の神井弘之さんをゲストにお迎えしご講演いただきます。

神井さんは、前職でフードコミュニケーションの実践:食への信頼見える化計画(FCP)を推進し、今でも出向先でアカデミックな立場から産官学連携での同プロジェクトを支援しています。

神井さんのご講演では、FCPなどでのご経験を語っていただきながら、協働やセクターを超えた連携によるチャンスとチャレンジについて、今後1社レベルでは難しい食の持続可能性の課題にどのような取り組みが必要か、可能かなどについてお話しいただく予定です。

※FCPについて、詳しくはメール末尾でご紹介しておりますので、ご参照ください。

     ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆

◆日時 2012年7月11日 16:00~18:30
     
◆場所 東京都千代田区(会場はお申込みいただいた方にご連絡させていただきます。)

◆対象者
「サステナブル・フード・ビジネス研究会(第3期)」会員の方
※会員について詳細は、お問い合わせください。(info@change-agent.jp 担当:岩下・小田)

▼会員以外の方にも参加費1回5,000円/人にてご参加いただけます。
食品、小売、外食、流通・商社など食料システムに関わる中・大規模の企業において持続可能性を統合したビジネスを進める経営者・事業責任者または環境・CSR担当マネージャー・スタッフ、及び事業部、原材料調達、品質保証関連部署のマネージャー・スタッフの方を対象としております。

◆定員:
25名程度

◆概要

1.講演:「体験から語る、食における産学官「協働」の機会と課題」
     
  演者: 神井弘之氏(政策研究大学院大学客員教授)
    
2.対話:「食の持続可能性に向けての協働の可能性」
    ファシリテーター: 小田理一郎(チェンジ・エージェント)

     ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆

◆演者プロフィール

神井弘之氏(政策研究大学院大学客員教授 前農林水産省食料産業局食品企業行動室長)

愛媛県出身。1991年東京大学法学部卒業、同年農林水産省入省。三重県農水商工部マーケティング室、消費・安全局表示・規格課等を経て、2008年4月にフード・コミュニケーション・プロジェクトを立ち上げ、プロジェクト・チームリーダーとして活動。2011年9月より食料産業局企画課食品企業行動室長。2012年4月より、政策研究大学院大学客員教授。

小田理一郎(チェンジ・エージェント)

コンサルタント/ファシリテーター/研修講師。専門分野は多国籍企業経営(MBA)、サステナビリティ、CSR、システム思考、組織学習。大陸横断で持続可能な食料システムを目指すコンソーシアム「サステナブル・フード・ラボ(SFL)」の中心人物たちと親交を重ね、世界資源研究所(WRI)
の生態系サービスレビュー(ESR)トレーニングに参加、また生物多様性専門家と企業のダイアログのファシリテーションを務めて世界の企業経営の実践例を数多く学ぶ。環境ジャーナリストの枝廣淳子と共に、チェンジ・エージェント社・イーズ社および環境NGOジャパン・フォー・サステナビリティを経営する。また、JICAで国内外の専門家に研修を実施するほか、インドネシアでは農村コミュニティや地元NGOのリーダー養成プログラムを開催し、コミュニティベースの取り組みを支援する。

     ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆

◆FCP(エフ・シー・ピー)とは?

FCPとは、FOOD COMMUNICATION PROJECT(フード・コミュニケーション・プロジェ
クト)というプロジェクトの頭文字をとってこのように呼ばれています。
消費者の食に対する信頼を高めることを目的として、平成20年度からスタートしたプロジェクトで、
食品事業者とその関係者、農林水産省の産官学「協働」により、食品事業者の取り組みの「見える化」に取り組んでいます。

「消費者の信頼のため、真面目に頑張っている食品事業者がキチンと評者される社会を創る」ことを目指し、公的な権力の強制によらず、前向きな食品事業者、関係者の皆さんの主体的な取り組みによって進めていくことをプロジェクトの基本方針にしています。

◆フード・コミュニケーション・プロジェクト(FCP)のWEBサイト
 http://www.food-communication-project.jp/
     ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆


お申し込みは、下記申し込み票を電子メールでお送りください。

◆お申し込み・お問い合わせ

(有)チェンジ・エージェント 担当 岩下、小田
E-mail: info@change-agent.jp Tel:03-5846-9660

--・--・--・--・--・--・--・--(申し込み票)--・--・--・--・--・--・--・--

(7/11)第2回 サステナブル・フード・ビジネス研究会(3期)申し込み票
(下記内容を電子メールにコピー、必要事項をご記入の上、有限会社チェンジ・エージェント宛
info@change-agent.jp まで送付ください)

2012年7月11日 開催のサステナブル・フード・ビジネス研究会に参加します。
ご氏名 [             ]
ご所属 [             ]
メールアドレス [                   ]
連絡先電話番号 [                   ]
※ご職業は、食料システム・食ビジネスとどのような関わりがございますか?
(                                )
※このたびのご参加の目的や問題意識、本研究会で議論し深めたいことについて、是非ご意見をお聞かせください。
(                                )

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※受付確認後、振り込み口座をお知らせいたします。入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、受講票と詳しいご案内を電子メールでお送りいたします

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