アクション・インクワイアリー~組織に変革を生み出す行動と探求のスパイラル~

講師紹介

ビル・トルバート (William(Bill) Torbert)

イェール・ハーバード・ボストンカレッジ大学院にてリーダーシップ教授としての受賞歴をもち、30年に渡り学長を務めたボストンカレッジ経営大学院では当時100位以下であった同大学院MBAプログラムの世界ランキングを就任後僅か3年で25位まで引き上げ、後に名誉退職。同時に、国際的なコンサルタントとしてもレゴ、ボルボ、UBSウォーバーグ、オデブレヒト、ドイツ銀行などの世界中の企業や、社会的責任投資(SRI)機関、ハーバード・ピルグリム・ヘルスケア、国家安全保障局(NSA)などのNPOや政府機関の組織開発を支援している。ピーター・センゲらと共に組織学習協会(SoL)設立。行動と探求、社会科学と個人の行動、論理と精神、力と愛、依存と独立など、時に相反するふたつの矛盾を統合したパラダイムの創造を通じて、相互的で持続可能な個々の関係性、組織、社会を目指す。

【ビル・トルバート氏 紹介記事】

【インタビュー動画】

著書の中には「アクション・インクワイアリー:変革を生みだすタイムリーなリーダーシップの秘訣」や、ハーバードビジネスレビューにてベストリーダーシップ記事10選に選ばれた「リーダーシップの7類型:変革リーダーへの進化」がある。

【著書】


小田 理一郎(Riichiro Oda)

有限会社チェンジ・エージェント 代表取締役

オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン代表、グローバルSoL理事などを務め、システム思考、ダイアログ、「学習する組織」などの普及推進を図っている。

【著書・訳書など】
共著に『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』『もっと使いこなす!「システム思考」教本』(東洋経済新報社)など、共訳書にピーター・M・センゲ著『学習する組織』(英治出版)、ジョン・D・スターマン著『システム思考』(東洋経済新報社)、監訳書にアダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング』(英治出版)。現在、ビル・トルバート氏の著書を翻訳中。


世羅 侑未(Yumi Sera)

有限会社チェンジ・エージェント ファシリーター

組織や社会に変化をもたらす個の力と在り方の成熟を、体感型トレーニングにより促す方法を探求する。米国留学を通じ、ダンスを用いたU理論、即興劇を通じたマインドフルネスなど、「アート」や「身体」を通じたリーダーシップ開発について学ぶ。2013年にカナダのカンファレンスで出逢ったビル・トルバート氏に師事し、アクション・インクワイアリー研修を修了。同じくビル・トルバート氏の構築した『成人における発達理論 (GLP)』認定審査員となり、現在はファシリテーター、研修アシスタント、ジュニアコンサルタントとしてシステム思考、学習する組織の実践的・体感型の学びの場の創造と研究を行う。

【共著】
ビル・トルバート、オットー・シャーマーをはじめ、ほか複数のアクション・インクワイアリーフェローの共著『The Handbook of Action Research』(SAGE publication Ltd)の一項『Practice of Mindful Intuition(直観の訓練)』を担当、執筆。