システム思考

Systems Thinking

システム思考とは?

システム思考は、私たちの従来のものの見方を補完、刷新する「新しいものの見方」(ピーター・センゲ)です。

従来のものの見方の特徴は、出来事をスナップショットで見て対処すること、要素還元型の考えに基づく分析や分類を行うこと、パターンや因果を線形に捉える傾向があることなどです。しかし、こうしたものの見方では、今日の複雑性や脆弱性を増した組織システムや社会システムの中で成果を出し続けることが難しくなっています。

システム思考では、大局の流れを観ること、つながりを含む全体像を観ること、根本を観ることによって、複雑なシステムにおいてもより本質的で持続的に成果を創り出すことを意図します。

システム思考のアプローチ

システム思考は、関心ある問題の近くにある要素だけでなく、俯瞰して全体像を観ると共に、要素間のつながりにも着目します。多くの関係者のいる状況では、それぞれの立場やものの見方を互いに学ぶことで部門内・部門間・社内外のコミュニケーションにも大変役に立ちます。システム思考のアプローチを紹介します。

システム思考のツール

システム思考では、目に見えにくいつながりや全体像を把握するために、さまざまなツールが使われます。システム思考の基本ツールである「時系列変化パターングラフ」「ループ図」「システム原型」「ストック&フロー」を紹介します。

レバレッジ・ポイント

システム思考の醍醐味は、簡単には見いだせない「レバレッジ・ポイント」を見抜くことにあります。レバレッジ・ポイントとは、システムの中で「より少ないリソースでより大きく持続的な成果をもたらす介入場所」のことです。どのようにレバレッジの低い施策から、よりレバレッジの高い施策へと働きかけを変えることができるのでしょうか?

システム思考家の習慣

「システム思考家の習慣」カードでは、システムの理解を促し、
効果的に行動するための14の行動習慣を紹介します。

ループ図事例

さまざまな問題構造の事例を「ループ図例」として、
組織、ビジネス、経済、環境、社会など、テーマごとに紹介します。

ループ図を習得するための参考にしてください

[システム思考]コラムまとめ読み!

全体は部分の総和とは異なる。
すべての問題およびその解決は、おそらく関係の問題であるということを認めなくてはならない。

――ヴォルフガング・ケーラー(心理学者、ゲシュタルト心理学創始者の一人)

解決策は問題の近くにあるとは限らない。

――ジェイ・フォレスター(システム・ダイナミクス創始者)

1と1の合計は2ではない。『と』の部分が大事なのである。

ーードネラ・メドウズ

Mail Magazine

チェンジ・エージェント メールマガジン
システム思考や学習する組織の基本的な考え方、ツール、事例などについて紹介しています。(不定期配信)

Seminars

システム思考に関連するセミナー
募集中
システム思考に関連するセミナー
開催セミナー 一覧 セミナーカレンダー