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行動探究(アクション・インクワイアリー)

行動探求(アクション・インクワイアリー)とは

1次から2次、2次から3次ループの学習へ

いかなる個人、家族、組織でも、行動探求(アクション・インクワイアリー)を練習することができます。その過程において、3つの段階のフィードバックの存在を意識することで、より効果的な影響力をもたらせるようになります。

私たちは最初に、より状況に応じた、効果的な変化を創る力をつけます(1次ループのフィードバックによる学習)。次に、(ほとんどの個人や組織は今日においてこのプロセスまでいっていないようですが)変容的な変化を創る力をつけます(2次ループのフィードバックによる学習)。さらに、その後、ほんの一握りの意欲ある人や組織だけが、絶えず暗闇に-未来が出現し始めている今この瞬間の、"あらゆる可能性の声"に-耳を傾け続けるという挑戦(3次ループのフィードバックによる学習)に挑みます。

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個人、二者間、組織(集団)における
行動探求(アクション・インクワイアリー)

1. 個人レベル:個人の行動論理の発達段階

『行動論理』とは

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行動論理とは、人がどのように周囲の状況を認知・理解(=INPUT)し、どのようにその後の行動を構成(=OUTPUT)するかのパターン(箱)のことです。個別のメンタルモデルを創りだすもととなっている頭の中の論理。特に自分の権力や安全が脅かされた時、私たちは典型的な行動論理のパターンをもちます。

下記の表は、成人の行動論理における発展の7段階を示したものです。

個人の行動論理を学習する効果:自分自身や相手がする意思決定や行動を、さまざまな行動論理の表れとして認識するようになると、実際に日々の意思決定や行動をしているまさにその最中に気づきを得られるようになります。気付くことができれば、その瞬間に、自身のもつ前提の捉え直しや、新たな行動の選択肢、そしてそれを働きかけるタイミングにも敏感で柔軟になることができます。こうして実生活での行動探求(アクション・インクワイアリー)を実践することにより、自分や相手の行動論理をより高段階へと意図的に変容していくすべを体得します。

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個人の行動論理 と特徴
機会獲得型短期的な視野、フィードバックを拒む、他者を利用しようとする、他者を罰する、規則に抵抗する。
外交官型争いを回避する、慣習に従う、自己の欲求を抑圧する、正解OR不正解という二択、当たり障りのない発言を好む。
専門家型データに基づいた問題解決を好む、効率を優先する、利害で価値判断をする、成果を挙げて注目を浴びたい。
達成者型長期的な目標を掲げる、他者との相互性を求める、達成にこだわる、自分の陰の部分に無自覚、時間に追われがち。
再定義型不確実性の存在を認知、フィードバックを追求、相違や変化に魅力を感じる、しばしば一匹狼、文脈に照らしてものをみる。
変容者型プロセス・ゴールを共に重視、システム思考、多様な役割を楽しむ、自分の特徴や陰の部分を自覚、歴史的にものをみる。
アルケミスト型場で起こる挙動に敏感、パラダイムを揺さぶる、矛盾を内包する、芸術的・隠喩的に状況を捉える。

2. 二者間レベル:相互性をもたらす話し方の4つの要素

個人の行動論理の成熟を促すだけでなく、個人と個人が複数集まった際、つまり二者間において、相互にとってより効果的な会話を生むためには、話し方の4つの要素が的確に組み合わされる必要があります。

二者間における難しい会話において、どの段階において共有が不十分であったか、認識が食い違っていたかを振返る際に、役立てることができます。

会話の構成要素
枠組み場の目的を明確に述べ、前提を共有する
主張やや抽象的な表現で、行動のための戦略、認識、感情を主張する
説明主張を裏付ける具体的なストーリーを話す
問いかけ相手から何かを学ぶために、相手に問いを投げかける

3. 組織レベル:組織の行動論理の発達段階

二者間の関係性が複雑に絡み合ってダイナミクスをもたらす、より大きな集団においても、それをひとつのからだ(人格)と見立てたときに、個人の行動論理と関連する、組織の発達段階があります。

組織の行動論理を学習する効果:組織の行動論理を学ぶことで、自分の組織=異なる行動論理をもつ個々の集合体が、その組み合わせにより現在どのようなダイナミクスを織り成しているのかということを大局的に観察・診断できるようになります。そこから『学習する組織』の実践へむけて働きかける際に、最も影響力がある場所や相手(キーパーソン)を見極め、どの様な時間軸やタイミングで、どのような種類の力を用いたらよいかといった、介入におけるレバレッジポイントを見抜く感覚を研ぎ澄ませていくことができます。

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組織の行動論理
構想創造的な新しいビジョンを生み出す
投資他の人たちが参加し、テーマをもつのに支援・投資する
組織化生産する、ビジョンが現実化され始める
実験ビジョンの数多くの意味合いを探る、様々な商品・方法を試す
体系的な生産性自分自身が抱えている問題を個々が認め、目標を設定し、互いに共有する
社会的ネットワーク多様性とダイナミクスを認識し始め、二次ループの学習と問題解決を行う
協働的な探求行動探求の実践(継続的な再探求と再組成)を行う
探求の
基盤コミュニティ
構造は機能しなくなり、精神がより広いコミュニティを支える

行動探求(アクション・インクワイアリー)の手法の詳細については、ビル・トルバート著『行動探究』(英治出版)をご覧下さい。

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