イベント&セミナー

Events & Seminars
受付終了
2023312

アダム・カヘン氏特別講演イベント「コラボレーションをみつめ直す:いかに違いを超えて、システムを変容するか?」

東京都内会場(JR田町駅周辺予定)

「手ごわい問題は対話で解決する」――アダム・カヘン氏は、世界各地でさまざまな難題を取り巻く多様な関係者間の対話に取り組んできました。アダムは従来から合った垂直型・水平型を統合した新しいファシリテーション理論と実践を築き、また、彼のファシリテーションを行ったプロジェクトの成果は、世界的に注目され、広く認知されています。

ファシリテーションの達人とも言えるアダムがなおも難題として取り組み続けていることがあります。それは、いかにして多様な関係者たちが集い、立場や価値観の違いを超えてコラボレーションを起こすか、もって組織や社会などの複雑なシステムの変容を実現するかということです。アダムは次のように投げかけます。

私たちはますます、トップダウンではうまく対処できない緊急の課題に直面しています。私たちは、組織や利害関係、文化の違いを超えてコラボレーションをしなければなりません。しかし同時に、私たちの間の違いがより広く、より深くなるにつれて、そのようなコラボレーションはますます難しくなっています。この「必要なこと」と「できること」の間にある、ますます重大で危険なギャップに、私たちはどう対処すればよいのでしょうか。

このイベントは、日本において、家族から組織、社会までのあらゆるシステム規模で、さまざまな社会課題や環境問題に取り組む「変化の担い手」たちのために企画しました。

冒頭、コラボレーションの実践者であり理論家であるアダム・カヘンが、30年にわたるこの問いの探求と、彼がたどり着いた驚くべき答えを紹介します。

次いで、会場に集まった参加者同士、グループに分かれて対話を行います。私たちが実践上抱える問題や難題に対して、私たちはどこまで進み、また、どこで行き詰まっているのか? 何が課題の核心であり、どのように関係者たちが共に前に進むことができるのか?

日本におけるコラボレーションやシステム変容の実践について対話し、浮かび上がった洞察や問いをアダム・カヘンとも共有し、一緒に私たちの可能性を探求するイベントです。

詳細は下記をご覧の上、お申し込みください。

プログラム概要

プログラム

第一部 アダム・カヘン氏講演

「システム変容のためのラディカルなコラボレーション:愛と力と正義をもって共に取り組む」
(アダム・カヘン氏が本イベントのために書き下ろした世界初公開の講演となります。講演タイトルが変更となっています)

第二部 対話セッション

「日本でのコラボレーション実践: チャレンジと可能性」

演者

adam_plofile_s.jpg

アダム・カヘン(Adam Kahane)
レオス・パートナーズ、ディレクター
人々が最も重要かつ困難な問題に対して共に前に進むことを支援する国際的な社会的企業であるレオス・パートナーのディレクター。レオスは、互いに理解、同意、信頼がない関係者の間でも、最も困難な課題に対して前進できるようなプロセスを設計し、ファシリテーションを行う。

アダムは、企業、政府、市民社会のリーダーが協力してこのような課題に取り組むためのプロセスの組織化、設計、推進を行う第一人者である。これまでに50カ国以上、世界各地で、経営者や政治家、将軍やゲリラ、公務員や労働組合員、地域活動家や国連職員、聖職者や芸術家などと協働してきた。1990年代にロイヤル・ダッチ・シェル社においてグローバルな社会、政治、経済、技術のシナリオを作成するシナリオ・プラニングのチーム責任者として活躍。1991年~1992年にアパルトヘイトによって分断されていた多様な人々が集い、民主化への移行を実現するために南アフリカで実施された「モンフルール・シナリオ・プロジェクト」のファシリテーターを務める。この経験を基に、「変容型ファシリテーション」や「変容型シナリオ・プランニング」などの方法論を開発。さらに、「ソーシャル・ラボ」「ストレッチ・コラボレーション」「ラディカル・コラボレーション」などのさまざまな手法を開発し、以後アメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカ、オーストラリアなどでセクター横断的な対話と行動のプロセスの支援を実践している。カナダ勲章を受章。2022年、ダボスの世界経済フォーラムで、シュワブ財団の「ソーシャル・イノベーション・ソートリーダー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

【著書】

  • 『共に変容するファシリテーション――5つの在り方で場を見極め、10の行動で流れを促す』(原題:『Facilitating Breakthroughs: How to Remove Obstacles, Bridge Differences, and Move Forward Together』)
  • 『敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法』(原題:『Collaborating with the Enemy: How to Work with People You Don't Agree with or Like or Trust』)
  • 『社会変革のシナリオ・プランニング――対立を乗り越え、ともに難題を解決する』(原題:『Transformative Scenario Planning: Working Together to Change the Future』)
  • 『未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術』 (原題:『Power and Love: A Theory and Practice of Social Change』)
  • 『手ごわい問題は、対話で解決する』(原題:『Solving Tough Problems: An Open Way of Talking, Listening, and Creating New Realities』)

ファシリテーター

oda.png

小田 理一郎(Riichiro Oda)
有限会社チェンジ・エージェント 代表取締役

米国オレゴン大学経営大学院経営学修士(MBA)修了。人や組織が自律的に目的を達成する効果的な仕組みをつくるための組織変革のスキルを2年間の米国留学で学び、多国籍企業で10年間、製品責任者・経営企画室長として、営業、生産、サプライ・チェーン、開発などさまざまな分野で業務・組織変革の実践に取り組む。2002年、企業の社会的使命の追求と非営利組織マネジメントの強化のためのコンサルティング提供のため独立、その後米国で法人化。2005年には、日本で有限会社チェンジ・エージェントを設立。人材育成、組織開発、チェンジ・マネジメントのための研修、コンサルティング、ファシリテーション、講演、執筆に従事している。2008年よりピーター・センゲ氏設立のSoL(組織学習協会)の日本コミュニティを設立し、日本での組織学習実践家たちのコミュニティを運営し、2012年よりグローバル組織での理事を務める。著書に『学習する組織入門』『マンガでやさしくわかる学習する組織』等、共訳書に『社会変革のシナリオ・プランニング』『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』『学習する組織』『システム思考』など。

【主な著書】

  • 『「学習する組織」入門』

【主な訳書、解説書】

  • アダム・カヘン著『共に変容するファシリテーション――5つの在り方で場を見極め、10の行動で流れを促す
  • ピーター・センゲ著『学習する組織――システム思考で未来を創造する』
  • ドネラ・メドウズ著『世界はシステムで動く――いま起きていることの本質をつかむ考え方』
  • デイヴィッド・ストロー著『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』

開催概要・募集要項

日時

2023年3月12日(日) 13:30-16:30

会場

東京都内会場(東京都港区:JR田町駅より徒歩5分ほど予定)

定員

合計70名

A. 変化の担い手枠(30名)
具体的な社会課題、環境問題、あるいは市場システムや社会システムの変容に取り組むNPO・NGO、行政、社会的企業などで働く「変化の担い手」の方のための枠です。
※この枠で応募する方は、自身・自組織が取り組む課題について振り返り、以下の設問に対する振り返りの文章を2月末日までにお送りください。詳しいフォーマットはお申込み後メールでご案内します。

  •  あなたが取り組む切実な課題または創り出したい未来は何ですか? 
  •   (複数ある方は代表的なもの、あるいは一つのまとまりになることを選んでください)
  •  あなたはどのような組織や協働の体制でその課題に取り組んでいますか?
  •  その取り組みや協働はどのような成果を生み、また、どのような障壁がありますか?
  •  その取り組みや協働を前進させるために探求したいことは何ですか?

B. ユース枠(5名)
大学生以上、30歳未満の学生
手続き時に、学生証ないし在籍を証明する書類の写しをご提示ください。

C. 一般枠(35名)
上記以外のすべての方

参加費

A. 変化の担い手   33,000円(税込)

B. ユース      11,000円(税込)

C. 一般       55,000円(税込)

■キャンセルポリシー

開催日を含む15日前まで:返金手数料を除いた全額返金
開催日を含む14日前から8日前まで:参加費の50%申し受けます
開催日を含む7日前から当日:参加費の全額申し受けます
※15日前:2月24日17:00、8日前:3月3日17:00とさせていただきます。

主催・協力・協賛

主催: 有限会社チェンジ・エージェント

協力: 英治出版株式会社、レオス・パートナーズ(Reos Partners)

協賛

  • Ideal Leaders株式会社
  • オーセンティックワークス株式会社 
  • 株式会社ミライバ

その他

  • 招聘講師は英語で話しますが、同時通訳または逐次通訳がつきます。
  • 参加者による撮影、録音はお控えください。

お申込み

以下のフォームに必要事項をご記入の上、お申込みください。ご入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、受講票と詳しいご案内を電子メールでお送りいたします。(※フォームからの送信ができない場合は、大変お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の申し込み票の項目をご記入いただき電子メールでお送りください。

【申込みフォーム】アダム・カヘン氏 特別講演イベント 「コラボレーションをみつめ直す:いかに違いを超えて、システムを変容するか?」
本コースはおかげ様を持ちまして募集を終了いたしました

※受付確認後、振り込み口座をお知らせいたします。入金確認(受講票メール送付)を持ちまして正式な受付となります。

※領収書が必要な場合は備考欄にお書き添えの上、ご相談ください。

※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられます。特に、Gmail転送サービスなどをご利用の場合、Gmailの仕様変更により、メールが不達となる事象が複数発生しました。上記遅延がございましたら、ご一報いただけますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

有限会社チェンジ・エージェント 担当:板橋、岩下、小田
東京都台東区浅草橋1丁目19-10 PF浅草橋ビル 5F
TEL: 03-5846-9660  FAX: 03-5846-9665
EMAIL:seminar[@]change-agent.jp
※メール送付の際は[@]を@に変換ください
一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますのて恐れ入りますが、ご一報いただけますようお願いいたします。

公開日:2023年2月2日

更新:2023年2月10日会場情報を更新しました。
2023年2月15日講演タイトルを更新しました。

Mail Magazine

チェンジ・エージェント メールマガジン
システム思考や学習する組織の基本的な考え方、ツール、事例などについて紹介しています。(不定期配信)

Seminars

現在募集中のセミナー
募集中
現在募集中のセミナー
開催セミナー 一覧 セミナーカレンダー