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募集中
2024年 821日(水)ー22日(木)

学習する組織 5つのディシプリン

東京都23区内会場

「学習する組織」を構成する5つのディシプリンの基礎を体験的な演習を通じて学びます。さらに学習を進めたい方向けに実践コースとして、「学習する組織」を導くリーダーシップ~アクション・インクワイアリー(行動探求)~がございます。


変化の時代にリーダーに求められるもの

「学習する組織」が広まっている背景には、まず企業や政府を取り巻く環境が複雑な変化を加速していることがあげられます。今日の成功体験に基づく意思決定は、明日の成功を保証しないばかりか、かえって問題を作りだすことすらある複雑な時代です。外部の変化をいち早く察知し、その意味を常に考えながら、自らの運命を切り開くことが重要です。

そのような背景にあって、従来のようなプラニングとコントロールに基づく手法は機能しなくなってきています。あまりにも早い複雑な変化に対して、経営中枢部による情報集中と上意下達の指揮命令システムではついていけません。第一線の社員の現場のマネジャーが自ら考え、行動することが迫られています。

変化に適応可能な組織のためにデザインされた「学習する組織」、実践と基本動作を学ぶ

変化する複雑な環境の中で、最適な組織システムをデザインするために、システム思考を中心に、組織学習理論や、認知行動科学などの研究成果を盛り込んで開発されたのが「学習する組織」です。

本研修コースでは、学習する組織に必要とされる5つの学習領域「システム思考」と「メンタル・モデル」「自己マスタリー」「チーム学習」「共有ビジョン」を、包括的に学ぶ二日間のコースです。

常に高い志を目指すチームの学習に終着点はありませんが、このプログラムの内容を実践することで、チーム単位であれば半年から1年程度の間に「学習する組織」に変わることを目指します。その実践の基本動作と考え方を、二日間で身につける、現場リーダー及びネットワークリーダーのための研修です。

募集要項・お申込み

コース概要

目的

  • 人とチームの潜在能力を最大限引き出すためのリーダーシップ能力を身につける
  • 常に進化し続ける、しなやかな組織を作るための考え方、手法と習慣を学ぶ
  • 具体的には、学習する組織の5本柱である「自己マスタリー」「メンタル・モデル」「システム思考」「チーム学習」「共有ビジョン」の5つの領域についての重要概念を学び、個人とチームの学習能力と意識を高めるプロセスを学ぶ

参加者と講師(ファシリテーター)全員でともに「学びの場」を作り出し、全員が互いに学びあうコースとなっています。簡潔な講義で必要な知識やノウハウを伝えつつ、経営戦略演習(マネジメント・シミュレーション・ゲーム)、グループワークとふんだんな話し合い、振り返りを中心とした2日間の体験型ワークショップです。

カリキュラム

(予定:講義の効果を高めるために一部変更する場合もありますのでご了承ください)

<1日目> 

 学習する組織の5つの領域のうち、「システム思考」と「メンタル・モデル」を中心に学びます。

  • 経営戦略演習を通じて、システムの生み出すダイナミクスを体感し、システム的な視点の重要性を認識します。
  • さらに、システム思考の「氷山モデル」を用いて、自分たちの結果を生み出したダイナミックなパターンと構造の関係について考えます。ついで、「システム原型」を学び、特に職場や組織で起こりやすい「問題のすりかわり」という原型を使ってなぜ対症療法に走ってしまうのか、どうすれば根治療法を見つけ、実施できるのかを考えます。
  • しばしば個人や組織の学習の障害の原因となる「メンタル・モデル」について、「推論のはしご」モデルを活用して、学習に必要なプロセスを学びます。
● 自己紹介
● 経営戦略演習
● 振り返りの問い
冒頭、互いの組織に関する経験を共有しながら、参加者同士の関係性を築きます。
経営戦略演習を実施し、参加者にシステムの共通体験をしていただきます。最後に振り返りの問いを投げかけ、休憩時間中にそれぞれ準備します。
● 経営戦略演習振り返り
● システム思考:氷山モデル
●メンタル・モデル
●今の現実を見る
● チェックアウト
経営戦略演習について、振り返りを行います。ついで、システム思考の「氷山モデル」の枠組みをつかい、自分たちの結果を生み出したダイナミックなパターンと構造の関係について考えます。さらに、自分たちの判断や行動のもとになったメンタル・モデルについて振り返ります。最後に「今の現実」を見て、その構造やメンタル・モデルによって、どのような未来を指向しているかを事例を通じて振り返ります。

 <2日目> 

 学習する組織の5つの領域のうち、「自己マスタリー」、「チーム学習」と「共有ビジョン」を中心に学びます。

  • 「自己マスタリー」では、それぞれの人のビジョンを考え、ビジョンと現実との間で生み出される「クリエイティブ・テンション」を学習の動機付けとして活用します。
  • 集団において「チーム学習」を効果的に行うために重要な、話し方・聴き方の4つのレベルについて学びます。
  • 「共有ビジョン」についての講義や事例の後に、5つのディシプリンを統合するビジョン展開マトリックスのツールを通じてチームの共有ビジョンを探求します。
  • 最後に、この2日間の学習をどのように今後につなげていくかを話し合い、まとめと振り返りを行います。

組織開発手法としてのチェックイン●チーム学習自己マスタリー
演習「ビジョンを描く」

全体でチェックインを行った後、ツールとしてのチェックインに関して概説します。
ついで、集団において「チーム学習」を効果的に行うために重要な、話し方・聴き方の4つのレベルについて学び、自組織の望ましいあり方を考えます。
さらに、「自己マスタリー」では、自らのビジョンを考え、ビジョンと現実との間で生み出される「創造的緊張」を学習の動機付けとして活用します。
● 演習「ビジョン展開マトリックス(1)今の現実」
●システム思考:システム原型
● 共有ビジョン
●演習「ビジョン展開マトリックス(2)望ましい未来」
●振り返り/まとめ
●チェックアウト
1日目に紹介した氷山モデルに沿って、今の現実を自身の課題で振り返ります。
「共有ビジョン」についての講義や事例を学んだ後に、5つのディシプリンを統合するビジョン展開マトリックスを活用して、自身の課題について探求します。
最後に、コース全体を振り返り、学びの場からチェックアウトします。

期待する効果

○個人レベルでは、以下の効果が期待できます

  • リーダーシップ能力の向上
  • ビジョン策定力、対話力、システム思考力の向上
  • たゆまぬ学習への動機付けとビジョン実現へのコミットメント

○加えて、学習した手法をチームに展開することによって、以下の効果が期待できます

  • チームのパフォーマンスの向上
  • 仕事のやりがいと関係性の向上
  • 考えること、話し合うことの習慣化
  • ビジョン、理念の策定と浸透
  • チーム及び組織での全体最適化への取り組み
  • 風通しのよい、学びの文化の根付き
  • 環境変化への迅速な適応としなやかな強さの保持

講師 

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小田 理一郎(チェンジ・エージェント 上級講師/代表取締役)
オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン理事長、グローバルSoL理事などを務め、システム思考、ダイアログ、「学習する組織」の普及推進を図っている。共著書にシステム思考の入門書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』など、共訳書にピーター・M・センゲ著『学習する組織――システム思考で未来を創造する』(英治出版)、ジョン・D・スターマン著『システム思考――複雑な問題の解決技法』(東洋経済新報社)、ビル・トルバート著『行動探求――個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ』(英治出版)、監訳書にアダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング――対立を乗り越え、ともに難題を解決する』、ディビッド・ピーター・ストロー著『社会変革のためのシステム思考実践ガイド』(英治出版)など。

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北見 幸子(チェンジ・エージェント 講師/学習する組織事業部長
大学卒業後、人材開発コンサルティング会社に18年間勤務。法人営業・コンサルティング、インストラクター、プロジェクトマネジメント業務など多岐に渡って顧客の人材開発支援を行う。大手損保会社、銀行を中心に、メーカーなども担当。テーマは、営業力強化、リーダーシップ・マネジメント、評価者訓練、女性活躍、理念浸透など。特に認知心理学や行動科学をベースとした対人対応スキル向上の側面からのアプローチを用いて企画を実施。その後、出版社の教育出版物の営業責任者として医薬品業界全体へのアプローチを行う。後に、事業会社での人材開発責任者として自組織の人材育成に携わり、一人ひとりの成長と組織としての成長が不可分であることを痛感。「学習する組織」の考え方に感銘を受ける。コンサルティングファームで講師を経て、2018年よりチェンジ・エージェントに参画。

募集要項

日時

2024年8月21日(水)~22日(木)2日間通い
  1日目 9:30~18:00
  2日目 9:30~17:30

 *1日目と2日目の終了時間が異なります。ご留意ください。

場所

東京23区内会場 予定

定員 

16名

価格

88,000円(税込)

※食事代、宿泊費等は含まれません

※「NPO職員の方」・「小中高教職員の方」(フルタイムの方にかぎります)は参加費の30%割引制度がございます。ご希望の方は弊社基準に基づき審査をいたしますので、お申込み時に該当欄にチェックをお願いいたします。審査に必要事項を追ってご案内します。
※割引きの併用不可

★中止・キャンセルに関する事項 

  • 感染症拡大や災害の状況によっては、直前にセミナーの内容・情報の変更またはやむを得ず本セミナーを中止または延期とさせていただく場合がございます。中止または延期となりました場合には、参加費をご返金致します。
    *返金の場合、参加費以外に掛かる費用(チケット代、交通費、その他手数料など)は対象外となります事をご了承ください。
  • その他の事由によるキャンセルにつきましては、以下のキャンセル規定に沿って対応いたします。

〈キャンセル規定〉
お振込み後のキャンセル規定は、お申し出日に応じて下記の通りとなります。キャンセルされる際は、電話・メールなどでご連絡ください。返金の際は、下記金額より返金手数料を除いた金額となりますのでご了承ください。

開催日を含む15日前まで・・・返金手数料を除いた全額返金
開催日を含む14日前から8日前まで・・・参加費の50%返金
開催日を含む7日前から当日・・・参加費の全額を申し受けます。

主催

有限会社チェンジ・エージェント

お申込み

以下のフォームより、必要事項をご入力の上、お申込みください。領収書が必要な場合は備考欄にお書き添えの上、ご相談ください。

入金確認を持ちまして正式な受付となります。ご入金確認後、受講票をメールでお送りいたします。(※フォームの送信ができない場合は、大変お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の項目をご記入いただきメールでお送りください。)

【申込みフォーム】2024年8月21日-22日 学習する組織セミナー「学習する組織5つのディシプリン」
入力例:foo@example.com

入力例:foo@example.com

入力例:0312345678
請求書がご入用の方は、ボックスにチェックを入れてください
割引をご希望の方は、ボックスにチェックを入れてください。(割引には審査があります)
この研修コースをどこで知りましたか?

※受付確認後、参加費とお支払方法(振込口座)を記載した【仮受付票】をメールで送信いたします。
入金確認を持ちまして正式な受付となります。

※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられます。特にGmail転送サービスなどをご利用の場合、Gmailの仕様変更により、メールが不達となる事象が複数発生しました。上記遅延がございましたら、ご一報いただけますようお願いいたします。

参加者の声

※前回までの集合型セミナーの感想を一部抜粋してご紹介します。

「セミナーの中で疑問に感じた点、分からなかった部分は都度質問させていただきました。自分の職場に照らし合わせて、色々と考える為のヒント(型)を教えてもらえた様に思います。」

「自分の組織に"学習する組織"への変容を働きかけていける気がしてきました。

「本心で語り合う場の大切さを強く感じました。問題に対して、そのままで良いと思っている人はいないと思うのですが、問題を認識していないことや、解決に向けて行動しようと向かわないことは、それを阻んでいるものがあるのだと分かったことがとても大きな気づきでした。」

「気づきを得られる機会が本当に多いワークショップでした。また、その後に理論的説明、ツールの練習する機会もあり、とても良かった。」

自分自身と向き合う時間が多く、こんなこと考えているんだと新たな発見ができてよかったです。

「気づきが多くて、自分自身触発される事が多かったと思います。まず実際にやってみる事で腑に落ちやすかった。」

「目にみえないもの、根源にあるものを見ることの大切さに改めて気づかされました。組織の内側から動かす力を導き出すさまざまな方法論に目を開かされました。小さいレベルから実践したいと思います。」

「講義から受けたインパクトや刺激はもちろんのこと、クラスのメンバーからも様々な影響を受け非常に収穫が大きかったです。」

「一貫性を持って学習できて大変良かったです。参加者同士のディスカッションタイムはとても良い刺激になりました。」

「具体的に職場で何をしようか、という発想が出来た。」

お問い合わせ

(有)チェンジ・エージェント 受付担当 石山

E-mail: seminar@change-agent.jp

公開日:2024.4.17

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