Keywords
チェンジ・エージェントの
覚えて!キーワード
覚えて!キーワード
Structural Tension
構造的対立とは?
「自己マスタリー」のディシプリンにおいて、心の奥底にもつ無意識の信条が、創造的緊張の力を発揮させることを阻む障害の一つとして紹介される概念です。
人は意識レベルよりも深いところに、「自分は無力である」「望むものを手に入れるには値しない」と否定的な信条を潜在的にもっていて、その支配により、めざすものに向けて引っ張る力(創造的緊張)と、引き戻そうと引っ張る力の双方による対立構造のことを言います。自分が目指すところへ進めなくなるとき、時として、それは、本当はそのビジョンを望んでいないのではないか?と自分を疑うことがあるかもしれません。しかし、構造的対立のシステムにおいては、必ずしもそうではなく、ビジョンを求めれば常に作用する、成功させまいとするシステムの力に依ることかもしれないと示唆します。
構造的対立に対処するには、シンプルですが、真実に忠実であることです。真実に忠実であるとは、今起こっている出来事の根底にある構造を理解し、その構造による囚われから解放されることです。構造と格闘するのではなく、構造に気づき、受け入れると、その構造はもはや私たちに対してそれまでと同じ支配力をもたなくなります。