News & Columns
ニュース&コラム
先日、企業向けの生物多様性に関するシンポジウムへ伺いました。生物多様性への企業の関心の高まりを反映して、ずいぶんたくさんの方がいらっしゃっていました。
その中で、いろいろな方にお声がけをいただき、新しく刊行した企業向けの生物多様性の本が、「とてもわかりやすい」「いろいろなところにある情報が一冊にまとまって便利」「システム思考の切り口がとても参考になる」との感想をいただいています。生物多様性を担当する省の方からも、読みやすくてお奨めですとの太鼓判をいただきました。
つい数年前に地球温暖化の話題が上ったとき、世間ではそれどころではないと受け止められていました。その温暖化もすっかり、新聞見出しやニュース番組の中心課題となって、「グリーン・ニューディール政策」「グリーン革命」と言われるように、自然エネルギー、省エネ製品などのグリーン産業、グリーン商品は新しい経済を作っていく上でなくてはならない存在となってきています。
生物多様性は温暖化の次の国際的・国家的課題となり、また企業にとっても最重要課題となることが目されています。戦略的に見ても、自然資本をはじめ、人的資本、社会資本などの「生命」を基盤とした価値を大切にする組織でなければ、社会から必要とされなくなってくる時代になっていくかもしれません。
「『生物多様性』って何?」という方にも、「どうやって経営陣を動かそうか」という方にも、きっとお役に立てる本ではないかと思っています。