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【食品関連企業の方対象】9月5日サステナブル・フード・ビジネス研究会のお知らせ(終了しました)【終了しました】

2012年07月20日

おかげさまを持ちまして募集を終了しました。

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「(この文明が自然環境の限界を超えて)最初にもっとも深刻な課題を迎えるのは食料問題であろう。
そして、あと一度の世界的な不作で食料危機がいつ起こってもおかしくない」

世界的な食料問題及び環境問題の権威であるレスター・ブラウン氏が、崖っぷちに立つ私たちの文明の状況について評しています。気候変動や水のリスクはすでに顕在化し、食料システムに関わる企業や利害関係者はすでに大きな影響を受け、食料の6割、水の5割、エネルギーの9割以上を海外に頼る日本にとってもその影響は価格上昇や調達難の形で現れ始めています。一方で、生活者や社会では、具体的な施策や備えはされているとは言い難く、危機感がほとんど見られないように見受けます。

果たして、食料システムや食に関わるビジネスには、どのような未来があるのでしょうか? 今の食料システムは存続しうるのでしょうか? 食料システムはどのように変化していくのでしょうか? 食に関わるビジネスにはどのような影響があるのでしょうか? 食関連ビジネスの海外での知見や取り組みから、何を学べるのでしょうか?

このような問いについて、世界の最新情報を共有し、話し合い、考え、学ぶコミュニティを築くために、「サステナブル・フード・ビジネス研究会」(第3期)を開催します。世界の研究者や実践家の知見を踏まえながら、ビジネスとしてどのようにリスクを評価し、また、どのように効率的かつしなやかな食料システムの構築に貢献できるか、是非一緒に考えてみませんか。

2011年1月より、食料システムのサプライチェーンに関わる企業とともに、サステナブル・フード・システム研究会を立ちあげました。第1期の間に5回の勉強会を行い、気候変動、水、貧困などの持続可能性主要課題及び世界の企業最新動向について学び、また、第2期(2012年度)、全10回+特別セッション1回の勉強会ではゲスト・スピーカーを迎え、より具体的な、現場感のある課題について対話を重ねながら学びを深めました。

研究会の第3期では、今までの学びをさらに深めるべく、継続的にゲスト・スピーカーを招いて食料問題の最前線に関する話題提供を行いながら、参加者及びゲストの間でオープンな対話を繰り広げ、個々の立場を超えた視点から解決策を見据え、企業同士のコラボレーションや情報交換のプラットフォームのような場になればと考えています。本研究会は、食の流通の本流の改革に焦点をあて、主に食品メーカー、小売、外食、流通、商社など、比較的規模の大きな食ビジネスに関わる企業の担当者を対象としています。

日本の食、世界の食の将来への危機を理解し、ポジティブな変化のうねりを創っていきたいと思われる企業・研究者の皆様、是非ご参加ください。

---------------------------------(以下ご案内)-----------------------------------------

      サステナブル・フード・ビジネス研究会3期(第3回)
  ~WWFのコモディティプログラムに見る食品セクターの課題~
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9月5日(水)は、WWFjジャパンの粟野さま(WWF ジャパン自然保護室生物多様性とビジネス担当)
をスピーカーとしてお迎えしお話いただくことになりました。

WWF ジャパンの活動内容をご紹介いただきながら、
NGO という立場からの食料問題に対するお考えや、中間的なつなげる立場での経
験や知見もお話しいただく予定です。

講演の構成(予定)※内容は変更になることがございます。
1)WWF にとっての食品セクター~DPSIR の観点から
2)日本のエコロジカルフットプリントと食品
3)WWF のアプローチと手法~Market Transformation Initiative
4)企業にとっての意味
5)企業の取り組み事例

皆様のご参加をお待ちしております。

◆日時
2012年9月5日(水)  16:00~18:30
     
◆場所
都内大手町周辺(お申し込みいただきました方にお伝えします)

◆対象者
○「サステナブル・フード・ビジネス研究会(第3期)」会員の方
※会員について詳細は、お問い合わせください。
(info@change-agent.jp 担当:岩下・小田)

○会員以外の方にも参加費1回5,000円/人にてご参加いただけます。
(*お申し込みは、下記【申し込み票】を電子メールでお送りください。)
食品、小売、外食、流通・商社など食料システムに関わる中・大規模の企業にお
いて持続可能性を統合したビジネスを進める経営者・事業責任者または環境・
CSR担当マネージャー・スタッフ、及び事業部、原材料調達、品質保証関連部署
のマネージャー・スタッフの方を対象としております。

◆定員:
25名程度

◆概要
     
1.講演:「WWFのコモディティプログラムに見る食品セクターの課題」
     
    演者: 粟野美佳子氏(WWF ジャパン自然保護室生物多様性とビジネス担当)
    
2.対話:ファシリテーター: 小田理一郎(チェンジ・エージェント)
     
   ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆

◆演者プロフィール

粟野美佳子氏(WWF ジャパン自然保護室生物多様性とビジネス担当)

早稲田大学大学院政治学研究科修了(国際政治専攻)。1990 年よりWWF ジャパン
職員。パンダマークのライセンス事業や、チャリティイベント・募金キャンペー
ンなど、活動資金の調達業務を皮切りに、CO2 減量大作戦やグリーン電力推進イ
ベント・中高生向け環境作文コンクールなど、ライフスタイルに関する企画も手
がける。生物多様性条約第10 回締約国会議に向け、2009 年7 月より生物多様性条
約担当につき、主にポスト2010 戦略計画(現愛知目標)と資金メカニズム問題を
担当。現在はビジネスと生物多様性及びREDD(途上国における森林減少・劣化か
らの排出の削減)を手掛けている。

小田理一郎(チェンジ・エージェント)
コンサルタント/ファシリテーター/研修講師。専門分野は多国籍企業経営(MBA)、
サステナビリティ、CSR、システム思考、組織学習。大陸横断 で持続可能な食料
システムを目指すコンソーシアム「サステナブル・フード・ラボ(SFL)」の中
心人物たちと親交を重ね、世界資源研究所(WRI)の生態系サービスレビュー
(ESR)トレーニングに参加、また生物多様性専門家と企業のダイアログのファ
シリテーションを務めて世界の企業経営の実践例を 数多く学ぶ。環境ジャーナ
リストの枝廣淳子と共に、チェンジ・エージェント社・イーズ社および環境NGO
ジャパン・フォー・サステナビリティを経営する。 また、JICAで国内外の専門
家に研修を実施するほか、インドネシアでは農村コミュニティや地元NGOのリー
ダー養成プログラムを開催し、コミュニティ ベースの取り組みを支援する。


     ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆

◆WWF ジャパンのご紹介(WEB サイトより)
WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)は約100 カ国で活動
している環境保全団体です。WWF の活動は、1961 年9 月、絶滅のおそれのある野生
生物を救うことからスタートしました。その後、野生生物が生きる上で必要とす
る、さまざまな自然環境、森や海、草原、湿地などの、さまざまな生態系の保全
に活動の範囲を拡大。地球環境の保全をめざし、現在は温暖化を含めた多様な環
境問題への取り組みを行なっています。地球上の生物多様性を守り、人と自然が
調和して生きられる未来をめざす、WWF の活動。その活動は、世界各地からお寄
せいただいている、500 万人の皆さまからのご支援(寄付、会費など)によって
行なわれています。

◆WWF のジャパンWEB サイト
http://www.wwf.or.jp/

     ◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆

お申し込みは、下記申し込み票を電子メールでお送りください。
◆お申し込み・お問い合わせ
(有)チェンジ・エージェント 担当 岩下、小田
E-mail: info@change-agent.jp Tel:03-5846-9660


--・--・--・--・--・--・--・--(申し込み票)--・--・--・--・--・--・--・

(9/5)第3回 サステナブル・フード・ビジネス研究会(3期)申し込み票
(下記内容を電子メールにコピー、必要事項をご記入の上、有限会社チェンジ・エージェント宛
info@change-agent.jp まで送付ください)

2012年9月5日 開催のサステナブル・フード・ビジネス研究会に参加します。
ご氏名 [             ]
ご所属 [             ]
メールアドレス [                   ]
連絡先電話番号 [                   ]
※ご紹介者さま(                       )
※ご職業は、食料システム・食ビジネスとどのような関わりがございますか?
(                                )
※このたびのご参加の目的や問題意識、本研究会で議論し深めたいことについて、
是非ご意見をお聞かせください。
(                                )
--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・--・
※受付確認後、振り込み口座をお知らせいたします。入金確認を持ちまして正式な受付となります。
その後、受講票と詳しいご案内を電子メールでお送りいたします

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