ピーター・センゲと初めてお会いしたのは、学校にシステム思考を導入した教育関係者たちのカンファレンス会場近くにあった共通の友人宅でした。それから数年を経て、彼が熱意を傾ける教育分野向けの『学習する学校』日本語版が発刊したことを本当にうれしく思います。

そして、日本でシステム思考や学習する組織のセミナーを開催しながら、数多くの教育関係者の皆様にお越しいただき、彼ら・彼女らが現場レベルで、政策レベルで抱えるリアルな課題について語っていただき、一緒に探求していききました。これから、日本の現実のシステムを見つめ、共に探求を広げて、私たちならではの解決策を生み出していくことが求められていると実感します。

ひとつ、取材させていただいた学習する学校の事例として、神奈川県の横浜市立市が尾中学校の事例を下記のサイトで紹介しています。http://www.es-inc.jp/insight/2013/ist_id004386.html

日本でも、すでに始まっているこの息吹が、つながりあい、うねりになって、広がっていくことを祈念しております。