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2025年 926日(金)

サステナビリティ・シンポジウム「持続可能な社会のための人づくり最前線」

上智大学 四谷キャンパス内

気候変動による極端気象の増加、生物多様性の喪失、資源枯渇、経済格差の拡大など、私たちの社会はかつてない複合的かつ深刻なサステナビリティの危機に直面しています。このような中、国際社会では、2050年カーボンニュートラル実現、ネイチャーポジティブな経済システムへの転換、持続可能な開発目標(SDGs)の達成など、未来の世代に責任を果たすための大きな挑戦が続いています。

しかし、技術革新や制度改革だけでは十分ではありません。複雑に絡み合う環境・社会・経済の課題を解決し、新たな価値を創造していくためには、私たち一人ひとりの内面的成長や、組織が持つ学習と変革の能力、そして社会全体としてのレジリエンスと創造性を高めることが不可欠です。これらの課題に取り組む人や集団のあり方が、より持続可能で豊かな未来をつくるための多様な可能性を示しています。

バラトン・グループは『成長の限界』の著者であるドネラ・メドウズとデニス・メドウズにより1982年に設立されました。以来、洋の東西、地球のノースとサウスの違いを越えて、システムの全体像を希求しながら、多様な人々が互いを理解し学び合い、そして知識やスキルにとどまらず対人姿勢やあり方を磨くことで、サステナビリティのさまざまな分野におけるプロフェッショナルの成長、相互発展を支えると共に、同分野での能力開発に関しての知見を蓄積してきました。

本シンポジウムでは、バラトン・グループと上智大学地球環境研究所とパートナーシップを組み、世界各地の第一線で活躍する研究者、実践者と能力開発エキスパートを迎えて、「これからの持続可能性分野で求められること」「知識創造と人財開発の最前線」、そして「サステナビリティに貢献するキャリアと生き方」をテーマに、最新の知見や実践、そして未来へのビジョンを共有します。

サステナビリティ教育、人材育成、キャリア形成、組織開発、社会変革に関わるすべての方にとって、本シンポジウムは、世界の潮流と最新の取り組み、そして自身の活動を次のステージへと進めるためのインスピレーションと具体的なヒントを得る貴重な機会となることでしょう。

持続可能な社会の実現に向け、最前線の知見と経験を学び、ともに未来を創る対話にぜひご参加ください。

開催概要

日時

2025年9月26日(金)13:30-17:30

場所

上智大学四谷キャンパス内

言語

 英語(日本語への同時通訳あり)

参加費

 2,200円(税込、一般向け)
 ※上智大学学生は、別途学内サイトにてお申込みください。

主催

  • International Network of Resource Information Centers(通称「バラトン・グループ」)
  • 有限会社チェンジ・エージェント
  • 上智大学 地球環境研究所

プログラム概要と演者

*下記は予定演者です。予告なく当日変更となる場合があることをご了承ください。

13:30-13:40 開会の挨拶、案内

柘植 隆宏 上智大学地球環境研究所 所長 
Gillian Martin Mehers バラトン・グループ・プレジデント/ブライト・グリーン・アカデミー創設者 

13:40-14:25 1部:基調講演「これからの持続可能性の課題に対応するための人財と組織能力」

本セッションでは、気候変動や生物多様性の危機、循環型経済への移行など、現代のグローバル社会が直面するサステナビリティの課題を概観し、これらの課題に対して個人、組織、社会に求められる能力開発課題についてこれまでの進展と今後の展望を考察します。

Joe Alcamo(アメリカ、在イギリス)
サセックス大学環境システム科学教授/SSRPディレクター。2009年から2013年まで国連環境計画(UNEP)の主任科学者を務めた米国の環境科学者。水に関するグローバルモデルのスペシャリストであり、世界各地で国際及び国レベルのポリシー分析と提言を行うプロフェッショナルとして活躍。

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Laszlo Pinter(ハンガリー)
中央ヨーロッパ大学(CEU)環境科学・政策学部教授。CEUでは、持続可能な開発とグローバルな移行、適応とレジリエンス、社会生態学的システム、レジリエントな都市とコミュニティについて教える。1994年からIISDに勤務し、2003年から2010年までIISDの測定・評価プログラムのディレクターを務める。

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14:25 - 15:40 2部:パネルディスカッション「サステナビリティにおける人財開発と知識創造の最前線」

国際機関、多国籍企業、NGOなどの人材開発・組織開発及び高等教育における持続可能性の第一線で活躍するリーダーたちが、自身の経験を発表し、議論を交わします。学習デザイン、PLB、越境学習、高次学習、内面の開発、システムチェンジ、システムリーダーシップなどのテーマに触れます。

Gillian Martin Mehers(アメリカ、在スイス)
ブライト・グリーン・アカデミー創設者。主に国連機関やIUCNなど国際NGOの依頼を受けて、アフリカ、アジアなど68カ国で環境開発プログラムを進めるための人材開発と組織開発、またステークホルダー間のファシリテーションを行っている。また、国際ファシリテーター協会のマスター・ファシリテーターでもあり、アルミ産業、ネスレなどのコーヒー販売者、国際NGO、廃棄物業者、現地機関などの代表を集めて、「持続可能なアルミニウム」の国際基準プロセスを主導して同協会から表彰を受けている。

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Cuauhtemoc Leon(メキシコ)
海洋生態学者、人材開発スペシャリスト。中南米において、農村地域と先住民コミュニティ、NGO、政府、学術機関の間で対立的な状況下での対話促進に豊富な経験を有し、持続可能性の向上と生態系回復管理政策の策定を支援する。

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銭 学鵬(中国、在日本)
上智大学地球環境学研究科教授、都市・地域計画、環境社会システム工学分野を研究

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Joe Alcamo(アメリカ、在イギリス)
サセックス大学環境システム科学教授/SSRPディレクター。

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Laszlo Pinter(ハンガリー)
中央ヨーロッパ大学(CEU)環境科学・政策学部教授。

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ファシリテーター(日本) 枝廣淳子

大学院大学至善館教授、株式会社未来創造部代表。サステナビリティ、東洋思想、システムアプローチなどを専門とする実務家・環境ジャーナリスト

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15:30 - 16:00 休憩

16:00 - 17:20 第3部:パネルディスカッション「持続可能な世界を目指すキャリアにおける働き方と生き方」

バラトン・グループの若手のメンバーたちが、持続可能性に関連するキャリアや生活における経験、直面した課題、それらを克服するためのヒントについて語り合います。ライフワークバランス、モビリティ、自発的なシンプルライフ、意図的なコミュニティなどのテーマを取り上げる予定です。

Any Sulistyowati(インドネシア)
能力開発・戦略開発に特化したNGOであるKAIL創設者・代表

Reinhold Mangundu(ナミビア/南アフリカ)
フォアサイト実践家。南アフリカUniversity of Stellenbosch博士課程

Habiba Dida(ケニア)
公正な社会づくりを目指す団体NAPADにおける気候及びジェンダーのプログラム・コーディネーター

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Cristina Apetrei(ルーマニア、在ドイツ)
サステナビリティ・コンサルタント、独リューネブルグLeuphana University博士課程

Jessica Boucher(カナダ、在イギリス)
英国Zulu Ecosystems社リジェネレーション・プログラム・マネジャー

ロンフォー ンクウェアシー(カメルーン、在日本)
上智大学地球環境学研究科特任助教授

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ファシリテーター 小田理一郎(日本)
有限会社チェンジ・エージェント代表、大学院大学至善館特任教授。システム思考、学習する組織、システムチェンジなどを専門とする実務家

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17:20 - 17:30 閉会の挨拶、案内

小田理一郎  バラトングループ副代表/大学院大学至善館 特任教授 

お申し込み

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開催日を含む15日前まで・・・返金手数料を除いた全額返金
開催日を含む14日前から8日前まで・・・参加費の50%返金
開催日を含む7日前から当日・・・参加費の全額申し受けます。

※以下の場合、返金手数料としてキャンセル1件につき340円のキャンセル手数料が発生します。
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※注文1件あたりに発生する220円の販売手数料は、購入者都合によるチケットキャンセルの場合も、主催者都合によるイベント中止の場合も、チケット購入者には返金されません。
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公開日:2025.7.30

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有限会社チェンジ・エージェント(担当:北見、小田)

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