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【開催見合わせ】2020年2月27-28日 学習する組織シリーズ 「行動探求~個人と組織の発達を導くリーダーシップ」

新型コロナウィルスの影響が刻一刻と変化している状況を受けて、慎重に協議を重ねた結果、2月27-28日に予定しておりました本セミナーの開催は中止とさせていただきました。お申込みの皆さまにはすでにメールでご案内させていただきました。ご質問、ご不明点等はseminar@change-agent.jpまでお問合せください。セミナーを楽しみに様々ご調整してくださっていた皆様には、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解頂きたくお願い申し上げます。   


個人・二者間・組織へ変容を促す「行動探求(アクション・インクワイアリー)」リーダーシップを学ぶ

時代の変化に応じるべく、私たちは様々な組織論や学習理論を通じて、組織に変革を起こすための手法を学びます。しかしながら、いざこれらの学びを実践するとなると、予測しなかった出来事や制約、抵抗力の存在に直面したり、わかっていながら陥ってしまうことがままあります。リスクも機会も突然訪れる、そんな現実世界の中で、どうすれば柔軟に対応し、より影響力をもって組織の変容を促していくことができるでしょうか。

このような問いの答えを見出すのが、「行動探求(アクション・インクワイアリー)」です。行動探求とは、日々の事業活動における実践をベースにした学習手法であり、中長期には発達理論に基づくリーダーの変容を促して行動の幅と効果を広げます。さらに、こうした個人の変容だけでなく、二者間における会話のあり方や、チームや組織を「学習する組織」へと導くための探求手法でもあります。U理論の著者オットー・シャーマーの師匠でもある組織開発の大家、ビル・トルバート氏らによって開発されました。

「いま」気づき、「いま」変わることに焦点を置いたグループ学習手法

行動探求(アクション・インクワイアリー)の特徴は、探求や振返りを将来の行動に繋げるだけでなく「今」に焦点をあてることです。いまこの場で起こっている様々なことに瞬時に気づき、その場ですぐに自分のふるまいを変容させていきます。

新たな商品やサービスのアイデア、または組織の抱える問題の根本的な解決策を探るような難しい議題を扱うとき、会議が難航してなかなか進まない、といったことを経験します。そんな時、私たち個人、またその集団としてのチーム全体の考え方が「何かに捉われている」ことがしばしばあります。個人やチームがもつ、考えを生み出す包括的な戦略である「行動論理」があり、時として行動論理は個人やチームの考え方に制限を設けることがあります。

行動探求(アクション・インクワイアリー)では、この「行動論理」の存在に対し、会議が進行している最中に気づく力を養い、枠の存在をその場でチームに共有し、自分とチームの考え方の幅や選択肢を広げるような働きかけや話し方を、実践練習します。こうした練習方法は、セミナー内だけでなく自分の組織に持ち帰り、小さな学習グループを作ることで継続して練習を続けていくことができます。

このセミナーは、マネジャー、現場リーダー、メンバーとして組織の発達・成熟を促すために効果的に行動することを目指し、行動探求(アクション・インクワイアリー)の重要な概念や実践手法を紹介し、どのように日々実践すればよいかを学ぶコースです。

募集要項

日時

2020年2月27日(木)- 28日(金)※通い

 1日目 9:30~18:00 
 2日目 9:30~17:30

場所 

グランパークカンファレンス
JR田町駅より徒歩5分

定員 

16名

価格

80,000円+税/人
※ 別途消費税(10%)を申し受けます。
※ 食事代、宿泊費等は含まれません。

※「NPO職員の方」・「小中高教員の方」(フルタイム職員の方にかぎります)は参加費の30%割引制度がございます。割引きには事前審査がございます。NPO割引は特定非営利活動法人またはそれに準ずる方が対象となります。
※100km以遠の方は遠方参加者割引制度がございます。 ※割引の併用不可

割引を希望される場合は、必要書類・事前の確認事項をご案内しますので、詳しくは事務局 seminar@change-agent.jp までお問い合わせください。

主催 

有限会社チェンジ・エージェント

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コース概要

目的

  • 自分と組織のもつ「行動論理」(=考え方を生み出す枠組み)を、リアルタイムで俯瞰する力を身につける
  • 目の前の出来事に対し、個人の内省や探求をするに留まらず、当事者としてその場で働きかけるリーダーシップを身につける
  • 難しい議題や状況において相互的に会話するための話し方を身につける
  • 知識として得た学習理論を、自身の組織内で実践に移していくための練習方法を知り、持ち帰る

参加者と講師(ファシリテーター)全員でともに「学びの場」を作り出し、全員が互いに学びあうコースとなっています。簡潔な講義で必要な知識やノウハウを伝えつつ、個人・二者間での演習、グループワークなどの実践練習と振り返りを中心とした2日間の体験型ワークショップです。

カリキュラム

(予定:講義の効果を高めるために一部変更する場合もありますのでご了承ください)

<1日目> 行動探求の基礎概念の理解と、二者間における相互的な会話の練習

行動探求の基礎概念を演習を通じて理解し、組織内の会話のあり方をより相互的にするための話し方の4つの要素を学びます。

  • 難しい状況や会話において、複数のメンバーが相互に学びあいながら協働してアイデアや解決策を探求していくための、話し方の4つの要素を学びます。また、それらの要素を実際の場面でどのように活かすか具体的なイメージとスキルを得るため、ロールプレイを通じた演習を行います。

・導入

・自己紹介(チェックイン)

・講義「行動探求の基礎概念を学ぶ」

...4つの体験領域/1次・2次・3次ループ学習/行動論理

・講義「相互的な会話の秘訣を学ぶ」

...話し方の4つの要素

・演習「望み通りにいかなかった難しい会話に再度挑戦する」

...会話の振り返りマトリクス/ロールプレイ

・チェックアウト

<2日目> 個人の変容とともに、組織の現在地を把握し、組織のシステム全体への効果的な働きかけを探求する

成人の発達理論を基に個人の変容のヒントを学びます。

発達理論に基づいた組織の現在地を診断し、組織と個人のつながりを俯瞰しながら、真に影響力をもたらすリーダーシップを探求します。

  • 成人の発達理論を学び、それをもとに自分自身の成長の軌跡を振り返ることで、自分の3つの行動論理(主に用いている/窮地に立つと陥りがちな/次の段階として現れようとしている行動論理)について自己診断をします。
  • 組織が「学習する組織」へと変容を遂げるにあたり、組織の歴史を振り返った上で現在地を客観的に診断し、次への具体的なステップを知る手掛かりを得ます。
  • 自分の行動論理、同僚の行動論理、組織全体の行動論理が相互にもたらしている影響を可視化し、俯瞰します。その上で、自分や同僚が働きかけるべき効果的なリーダーシップについて、個人ワーク・ペアワークを通じて探求します。

・チェックイン

・講義/ワーク「個人の現在地を知り、変容の手掛かりを得る」

...成人の発達理論発達段階の自己診断

・対話「自らの変容をどのように促すか」

...ストーリー共有

・ワーク「組織の歴史、現在地を診断する」

・ワーク「自分の組織の変革への手がかりを探る」

・ワーク「個人と組織の繋がりを俯瞰し、効果的なリーダーシップを探求する」

...ワークシートを用いた統合演習/ペアワーク

・ワーク「いかに自身、組織に発達のための学びを習慣化させるか」

・振り返り/チェックアウト 

期待する効果

○個人レベルでは、以下の効果が期待できます

  • 行動、言動の最中に自分自身の考え方の枠に気づき、瞬時に新たな可能性や選択肢を広げる柔軟性と行動力の向上
  • 組織の現在地を客観的に俯瞰し、メンバーに共有することで、相互的に変容を生み出していく力の向上
  • 優れた学習理論や探求手法を、日常の実践に繋げるための練習方法の習得

○加えて、学習した手法をチームに展開することによって、以下の効果が期待できます

  • 組織の現在地について客観的に見つめ、共に向き合う共通言語の取得
  • 組織内で起こる大小様々な会話における相互性、創造性の向上
  • チーム内の小グループで日常的に実践練習を行うことの習慣化

講師 

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小田 理一郎(チェンジ・エージェント代表取締役)
オレゴン大学経営学修士(MBA)修了。多国籍企業経営を専攻し、米国企業で10 年間、製品責任者・経営企画室長として組織横断での業務改革・組織変革に取り組む。2005年チェンジ・エージェント社を設立、人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事し、システム横断で社会課題を解決するプロセスデザインやファシリテーションを展開する。デニス・メドウズ、ピーター・センゲ、アダム・カヘンら第一人者たちの薫陶を受け、組織学習協会(SoL) ジャパン代表、グローバルSoL理事などを務め、国内外でシステム思考、ダイアログ、「学習する組織」の普及推進を図っている。

共著書にシステム思考の入門書『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか』など、共訳書に『行動探求――個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ』(英治出版)、ピーター・M・センゲ著『学習する組織――システム思考で未来を創造する』(英治出版)、ジョン・D・スターマン著『システム思考――複雑な問題の解決技法』(東洋経済新報社)、監訳書にアダム・カヘン著『社会変革のシナリオ・プランニング――対立を乗り越え、ともに難題を解決する』(英治出版)など。

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北見幸子(チェンジ・エージェント講師)
人材開発コンサルティング会社に18年間勤務。法人営業・コンサルティング、インストラクター、プロジェクトマネジメント業務など多岐に渡って顧客の人材開発支援を行う。大手損保会社、銀行を中心に、メーカーなども担当。テーマは、営業力強化、リーダーシップ・マネジメント、評価者訓練、女性活躍、理念浸透など。特に認知心理学や行動科学をベースとした対人対応スキル向上の側面からのアプローチを用いて企画を実施。その後、出版社の教育出版物の営業責任者として医薬品業界全体へのアプローチを行う。後に、事業会社での人材開発責任者として自組織の人材育成に携わり、一人ひとりの成長と組織としての成長が不可分であることを痛感。「学習する組織」の考え方に感銘を受ける。コンサルティングファームで講師を経て、2018年よりチェンジ・エージェントに参画。

お申込み

以下のフォームに、必要事項をご入力の上、お申込みください。領収書が必要な場合は備考欄にお書き添えください。

入金確認を持ちまして正式な受付となります。ご入金確認後、【受講票】をメールでお送りいたします。(※フォームの送信ができない場合は、お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の項目をご記入いただきメールでお送りください。)

※受付確認後、参加費とお支払方法(振込口座)を記載した【仮受付票】をメールで送信いたします。入金確認を持ちまして正式な受付となります。

※お申し込み後、一週間経ちましても返信が届かない場合は、送受信トラブルも考えられますので、お手数ですがご一報いただけますようお願い申し上げます。 

※時節柄、 新型コロナウイルスの感染拡大等の影響を受け、お申込み後やむをえずご参加をキャンセルされる場合は、お振り替えまたは、払い戻しを承りますので、ご相談ください。

お問合せ

(有)チェンジ・エージェント 担当 岩下 石山

E-mail: seminar@change-agent.jp Tel:03-5846-9660

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