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地道で、厄介で、複雑で、対立的で、思い通りにならない問題に取り組むあなたへ
「無力感」に呑み込まれず、必要な変容を生むために必要な他者との関わり方とは?
南アフリカの政権移行、気候変動条約の締結、コロンビアの内戦終結......50ヵ国以上で困難な状況の変革に携わってきた世界的ファシリテーターが30年の経験を経てたどりついた、シンプルで確実な前進の方法が、新著『対立を超える超える日々の実践』です。
著者のアダム・カヘンは、ファシリテーターとして多くのシステム変容(トランスフォーメーション)を支援してきました。しかし、これらの変容を支えたシステムリーダーたちとの会話から、外部支援者の視点では気づきにくい、システム変容の本当の仕事を探求し、理解するに至ります。彼のたどり着いたのは、課題、他者、そして自分自身と根源から関わることでした。システムの中から変えるシステム変容者(トランスフォーマー)、外部から支援・伴走するファシリテーター、そしてシステムに関わる多くの関係者(アクター)たちが、日々実践すべき、システム変容の七つの習慣を紹介します。
- 〈責任を引き受けて行動する〉(期待されたことだけ、好きなことだけするのやではなく)
- 〈三つの次元で関わる〉(「システム内の主体」「個々の当事者」「同胞」の三つの次元の一部だけではなく)
- 〈見えないことに目を向ける〉(いつも見ていることを見るだけではなく)
- 〈裂け目に働きかける〉(無視したり敬遠するのではなく)
- 〈進むべき道を模索する〉(慣れ親しんだことや安全なことだけをするのではなく)
- 〈異なる他者と協働する〉(自分たちに似ている人や好きな人たちだけではなく)
- 〈忍耐強く続け、休息する〉(短期間だけ突っ走るのでも、燃え尽きて倒れるのでもなく)
この度は、著者アダム・カヘン氏を日本に招聘し、出版記念の講演会をオンラインで配信します。本書の要諦をつかみたい方、アダム・カヘン自身の声を聞きたい方、ぜひこの出版記念講演にご参加ください。本イベントは、新刊書籍(9月26日発売開始)を購入あるいは購入予約をいただいた方を対象に無償で視聴いただけます。なお、この講演は、アダム・カヘン氏招聘特別セミナー「システム変容をもたらす根源からの関わり」における基調講演部分を、オンライン配信するものですのであらかじめご了承ください。
システム変容に関する実践家の講演をリアルタイムで聴ける機会です。どうぞこの機会をお見逃し無く、多くの方のお申し込みをお待ちしております。
お問い合わせは下記までご連絡ください。
seminar@change-agent.jp チェンジ・エージェント(担当:板橋、岩下、小田)
プログラム概要
プログラム
19:10頃から アダム・カヘン氏基調講演
(Zoomで英語チャンネルまたは日本語チャンネルを選択いただきます)
20時10分頃から 質疑応答(20時40分まで)
※本プログラムは、3日間集合研修の一部内容をリアルタイムで中継する企画です。講演の前後で現地ではチェックイン・チェックアウトなどのプログラムが行われていますが、オンライン視聴者のチェックイン・チェックアウト等はございません。また質疑応答の時間が限られているため、オンラインで視聴する皆様からリアルタイムでの質問はお受けできないことご了承ください。
演者
アダム・カヘン(Adam Kahane)
レオス・パートナーズ、ディレクター
人々が最も重要かつ困難な問題に対して共に前に進むことを支援する国際的な社会的企業であるレオス・パートナーのディレクター。レオスは、互いに理解、同意、信頼がない関係者の間でも、最も困難な課題に対して前進できるようなプロセスを設計し、ファシリテーションを行う。
アダムは、企業、政府、市民社会のリーダーが協力してこのような課題に取り組むためのプロセスの組織化、設計、推進を行う第一人者である。これまでに50カ国以上、世界各地で、経営者や政治家、将軍やゲリラ、公務員や労働組合員、地域活動家や国連職員、聖職者や芸術家などと協働してきた。1990年代にロイヤル・ダッチ・シェル社においてグローバルな社会、政治、経済、技術のシナリオを作成するシナリオ・プラニングのチーム責任者として活躍。1991年~1992年にアパルトヘイトによって分断されていた多様な人々が集い、民主化への移行を実現するために南アフリカで実施された「モンフルール・シナリオ・プロジェクト」のファシリテーターを務める。この経験を基に、「変容型ファシリテーション」や「変容型シナリオ・プランニング」などの方法論を開発。さらに、「ソーシャル・ラボ」「ストレッチ・コラボレーション」「ラディカル・コラボレーション」などのさまざまな手法を開発し、以後アメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカ、オーストラリアなどでセクター横断的な対話と行動のプロセスの支援を実践している。カナダ勲章を受章。2022年、ダボスの世界経済フォーラムで、シュワブ財団の「ソーシャル・イノベーション・ソートリーダー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。
【著書】
- 『対立を超える日々の実践──他者と根源から関わり、複雑なシステムを変える七つの習慣』(原題:『Everyday Habits for Transforming Systems』)
- 『共に変容するファシリテーション』(原題:『Facilitating Breakthroughs: How to Remove Obstacles, Bridge Differences, and Move Forward Together』)
- 『敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法』(原題:『Collaborating with the Enemy: How to Work with People You Don't Agree with or Like or Trust』)
- 『社会変革のシナリオ・プランニング ‐対立を乗り越え、ともに難題を解決する』(原題:『Transformative Scenario Planning: Working Together to Change the Future』)
- 『未来を変えるためにほんとうに必要なこと ‐最善の道を見出す技術』 (原題:『Power and Love: A Theory and Practice of Social Change』)
- 『手ごわい問題は、対話で解決する』(原題:『Solving Tough Problems: An Open Way of Talking, Listening, and Creating New Realities』)
開催概要・募集要項
日時
2025年10月3日(金) 19:10-20:40
会場
オンライン(Zoom) (19:00開場予定)
参加費
本の購入あるいは購入予約を行った方の参加費は無料です。(実質本の購入代金2,420円が参加費となります。)
購入あるいは購入予約のエビデンス提示について、下記申込方法をご覧ください。
本の予約購入負担が難しい方、あるいは指定手続きが難しい方は、事務局にご相談ください。
定員は設けていませんが、想定を超える応募があった場合には受付を制限する場合がございます。申し込み1名につき、一デバイスの参加でよろしくお願いします。
主催・協力
主催: 有限会社チェンジ・エージェント
共催: 英治出版株式会社
協力: レオス・パートナーズ(Reos Partners)
協賛
その他
- 招聘講師は英語で話しますが、同時通訳または逐次通訳がつきます。
- 参加者による撮影、録音はお控えください。
関連情報
10月3-5日:アダム・カヘン氏招聘特別セミナー「システム変容をもたらす根源からの関わり」
※当セミナー参加者は、10月3日の講演も現地参加が可能となります。
お申込み方法
以下のフォームに必要事項をご記入の上、お申込みください。
申込者のお名前が記載された購入または購入予約のエビデンス画像のアップロードを持ちまして、正式な受付となります。写真例は右の写真となります。
なお、必要な情報は「お名前」と「書籍のタイトル」のみになりますので、必要に応じてその他の情報(住所や決済方法など)はマスクをおかけください。
販売開始(9月26日)以降、書店で購入の場合はご自身の名刺あるいは名前を書いた紙片と本の表紙が見える写真を撮影して購入のエビデンスとしてください。
(※フォームからの送信ができない場合は、大変お手数ですが事務局 seminar@change-agent.jp まで以下の申し込み票の項目をご記入いただき電子メールでお送りください。)
写真アップロードのため、スマートフォンなどからお申し込みの場合は以下のQRコードをご利用ください。
※受付確認後、開催1週間前になりましたら、オンラインアクセスリンクをお送りします。
※お申し込み後、一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられます。特に、Gmail転送サービスなどをご利用の場合、Gmailの仕様変更により、メールが不達となる事象が複数発生しました。上記遅延がございましたら、ご一報いただけますようお願い申し上げます。
お問い合わせ
有限会社チェンジ・エージェント 担当:板橋、岩下、小田
東京都台東区浅草橋1丁目19-10 PF浅草橋ビル 5F
TEL: 03-5846-9660 FAX: 03-5846-9665
EMAIL:seminar[@]change-agent.jp
※メール送付の際は[@]を@に変換ください
一週間たちましても返信が届かない場合は、インターネットの送受信にトラブルがあることも考えられますのて恐れ入りますが、ご一報いただけますようお願いいたします。
公開日:2025年9月8日