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Theory of Change: TOC

変化の理論(セオリー・オブ・チェンジ)とは?

変化の理論(Theory of Change: TOC)」とは、社会システムに関わるプログラムの計画、評価、そしてステークホルダーたちによる参画の方法論です。具体的にはある文脈の中で望ましい変化が、なぜ、どのように起こるかを包括的にわかりやすく描写した理論、あるいはストーリーのことです。

多様な関係者と協働してプロジェクトを進めるのに最初に重要になるのが、問題に対する、共通理解を醸成することです。取り組みの関係者は、それぞれが異なる前提や文脈で目の前の問題を自分の立場でとらえています。関係者をまとめ、問題に対する共感しあえるビジョンを設定し、そのための活動や道筋を整理して共有するための方法が必要です。どうすれば、より多くの関係者たちの共通理解や調和した行動をもたらし、望ましい成果を実現する可能性を高めることができるでしょうか?

そのために有用な方法論が「変化の理論(Theory of Change: TOC)」です。

望ましい変化が、なぜ、どのように起こるか、どのような活動が目標とする変化を生むのかについてを包括的にわかりやすく描写した理論、あるいはストーリーのことです。プログラムの目的や活動を定義し、組織が変化を生み出すための方法や道筋を計画し、その計画の有用性を評価し、利害関係者とのコミュニケーションを図るのに役立つ強力なツールです。

実際に近年、海外では多くの国際機関、基金、財団などがプログラム申請の際に変化の理論の作成添付を必須条件とすることが増えてきています。公共のためのリソースをより効果的・効率的に配分する説明責任を果たす上で、また資金提供者とのコミュニケーションにおいても明確な「変化の理論」を持っているかが重要視されるようになってきているのです。

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