ページの先頭です。

ページ内移動用のリンクです。
このページの本文へ移動します。
グローバルメニューへ移動します。
サポートメニューへ移動します。
フッターメニューへ移動します。
ホームへ移動します。

News & Topics

【開催レポート】サステナブル・フード・ビジネス研究会第4期「食のサステナビリティ」マルチステークホルダー・ダイアログ(3) 「日本の里山と生物多様性への課題と取組み」

P1030072.jpg

日本の国土の面積の約40パーセントと試算されている里地里山では、生物多様性を担保しています。そこから豊かな生態系サービスが生み出され、私たちに恩恵をもたらしてくれています。とくに食料生産の基盤となる安全な水や土壌が育まれるためは、生物多様性は欠かすことができません。ところがよく知られているとおり、近年ライフスタイルや経済環境の変化から、里山は次第に放置され多くが荒廃しそれによって、生物多様性が失われつつあります

生産の基盤となる安全な資源を生み出す、里山や、自然環境への劣化は、食ビジネスにおいても、中長期的に顧客のニーズを持続的に充足し続けること、すなわち事業継続そのものへの深刻な影を落とすことにもつながります。

こうした課題に対して具体的な活動を展開している企業から、2人のゲストスピーカーをお迎えして、取り組みの中での想いや、チャレンジについて、お話いただき、参加者それぞれの立場で何ができるのか?一緒に考えました。

ストーリーテリング・1 「水と生命(いのち)の未来を守る サントリー『天然水の森』」 サントリーホールディングス株式会社 鈴木 健氏

サントリーホールディングス株式会社の鈴木健さんより、水源涵養の取り組みについてお話しいただきました。サントリー社は、飲料メーカーとして水、特に良質な天然水は会社の生命線という考えから、「天然水の森」の活動を行っています。「天然水の森」の活動は、自社の工場で組み上げている地下水よりも多くの地下水を育むこと、それには、水を育む豊かな森づくりが必要と考え、健全な森林、土壌を整備する活動です。水源涵養林として高い機能を持ち、生物多様性に富んだ森林づくりには、科学的な調査・分析に基づいた整備活動が必要です。里山に対する取り組みは個別の事例が多くあるのが特徴的ななか、地権者、行政、専門家など多くの関係者の方と連携することで、活動を効果的に進めて成果をあげています。こうした取り組みを実践していく中での考えや想い、課題についてお話しいただきました。

P1030107.JPG

(サントリーホールディングス株式会社 鈴木健氏)

ストーリーテリング・2 「生産・流通・都市と生産者をつなぐ『耕す木更津農場』」:株式会社耕す 豊増洋右氏

次に、株式会社耕すの豊増洋右さんから農場での取り組みについて、お話を伺いました。ap bankを通じた出資によって設立された、千葉県木更津市の耕す木更津農場では、耕作放棄地を、農地として再生するところからスタートし、人の手が入ることでバランスが崩れてしまった山を有機農業を通してバランスを取り戻していくことを1つの方法として取り組まれています。また、その再開墾のプロセスをも、オープンに多くの人と共有することで、見えにくくなった循環を実感できる「開かれた農場」をテーマにした活動を行っています。また、「エネルギー」、「人」、「経済」、「資源」の循環を目指した、具体的な実践事例として、例えば本当はまだ使えるはずの国内の資源や、竹害で問題になっている竹などを有効利用して、発酵飼料、肥料を作って利用するなどのお話とともに、都市と里山をつなぐ循環型農業に取り組んできた経験の中で、感じたこと、苦労したことを、『9つの疑問』という形でダイアログにつながる問題提起をしていただきました。

P1030078.jpg(株式会社耕す 豊増洋右氏)

ワールド・カフェ・ダイアログ/気づきの共有

P1030090.JPG

第2部ではワールドカフェ形式での対話を行いました。印象に残ったこと、気づきや問いを共有したあと、私たち(食のサプラーチェーン)と生態系のつながり、そして、サプライチェーン内でのつながりについて感じたこと、私たちはそれぞれの立場で、あるいは一緒に何ができるかという問いのもと、オープンに対話を行いました。

P1030092.JPG

今後の予定

A.「食のサステナビリティと企業」連続セミナー

 第1 回(7/11)「2013 年度サステナブル・フード・ラボの報告」 (終了しました)
 第2 回(9/12) 「貧困と企業」(終了しました)
 第3 回(11/7) 「気候変動・エネルギーと企業」(終了しました)
 第4 回(1/16) 「生物多様性(森・水・土・海)と企業」(終了しました)
 第5 回(3/13) 「価値共創企業」

B.「食のサステナビリティ」マルチステークホルダー・ダイアログ

 第1 回(8/8) 「フードロス」(終了しました)
 第2 回(10/10) 「世界の飢餓と私たちの食について考える」(終了しました)
 第3 回(12/5) 「日本の里山と生物多様性」(終了しました)
 第4 回(2/6) 「食ビジネスを通じた海外貢献」(終了しました

★サステナブル・フード・ビジネス研究会の会員を募集しております。
★会員以外の方の、単回でのご参加も可能です。(有料)

研究会へのご参加方法

サステナブル・フード・ビジネス研究会は2011年1月に第1期が立ち上がり、今年第4期を迎えました。
食関連事業者による学びあうコミュニティを築いて、世界の最新情報を共有し、話しあい、またビジネスとしてどのように自社のリスクを評価し、また、どのように効率的かつしなやかな食料システムの構築に向けてポジティブな変化のうねりを創るかという、チャレンジに向き合っています。

●研究会が目指すこと
  • 食のサステナビリティに関するビジネス上の課題への認識を高める
  • 食のサステナビリティに関する企業や関係者の動向、課題について知識を深める
  • 一社、業界単独では解決できない問題を協働で解決していく道筋をさぐる
  • 日本の食・世界の食、そして事業継続に関してメインストームにたいしてポジティブなうねりを作り出す

P1030085.JPG

チェンジ・エージェント メールマガジン

システム思考や学習する組織の基本的な考え方、ツール、事例などについて紹介しています。(不定期配信)
登録、解除は、下記のフォームにメールアドレスをご入力ください。(必ず半角でご入力ください)

登録  削除
powered by メール配信CGI acmailer

バックナンバー

2014/04/01〜現在