変革リーダーズ セミナー

システムアウェアネス~心理学ベースの行動変革

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2024年
10月8ー9日【満席・キャンセル待ち受付】
都内実地(飯田橋駅周辺) 受付終了 申し込みページ

※次回の開催は未定です。

自分自身の根源につながるには?
全体性の集合知にアクセスするにはどうすればよいか?

そのヒントは、個人や集団の持つ感情と源が発露する身体にあるといわれています。

本セミナーは、日本プロセスワークセンター前センター長の横山十祉子さんを講師に迎え、プロセス志向心理学と組織開発のさまざまなアプローチを統合し、人や組織、社会の感情や源泉を含めた全体性を理解し、そこからダイナミックな変化を生み出すための手法であるシステムアウェアネスを2日間で学びます。

「アウェアネス」の基本原理、「ランク」、グループへの応用理論を知り、個人やグループ演習を通じて体験的に学びます。また、私たちの身体に焦点を当て「ダブルシグナル」に気づくことを通じて、人の無意識な言動や挙動を見立て、意識化し、協働共創にむけてアウェアネスを持って行動するための方法を学びます。

いかにシステム全体への意識を広げるか

本セミナーでは組織開発分野で活躍する深層心理学の専門家を講師として招聘し、システム全体への意識の広がりを図る「システムアウェアネス」を紹介します。

組織論のグールーであるピーター・センゲ氏曰く、「学習する組織」とは、目的に向けて効果的な行動をとるための意識(アウェアネス)と能力(ケーパビリティ)を継続的に伸ばし続ける組織です。個人及び集団としての意識を広げ、深めることは、組織システムや社会システムが目的を達成する上での大前提にあることがわかります。

日本においては、京セラの稲森和夫氏が仏門に入ることを通じて、顕在意識と潜在意識の疎通性を高めることを学び、現代のもっとも卓越した経営者となりました。自己マスタリーの真髄は、この意識に注意を払い、コントロールすることにあるともいえるでしょう。

リーダーシップの分野では、意識をいかに高めるかについて、ビル・トルバート氏は、『行動探求』の中で外的世界、挙動、思考・感情、注意の4つの体験領域を行き来し、自らの源に気づく三次の学習ループを回すことで、飛躍的に意識を広げられることを論じています。

意識を扱う能力は、自身、組織、そして社会の変革をリードする上で、もっとも重要なことと言えます。では、その意識を私たちはどのように広げることができるのでしょうか?

この意識、そして、そこにつながる潜在意識について、長く研究し、組織リーダーたちを支援してきた横山十祉子さんをゲスト講師に迎えて、深層心理学と組織開発を結びつける理論と実践について学ぶコースです。

身体性を通じた全人的なアプローチ

横山さんの実践する「システムアウェアネス」は、深層心理学をベースに、組織や社会などの集団、関係性、個人の間の相似性を見出す「フラクタルな」視点での見立てを通じて発展したプロセスワークの視点を出発点にしています。さらに、長年のコンサルティング経験を通じて、学習する組織やU理論、アプリシエイティブ・インクワイアリーなどを融合し、人や組織、社会の感情や源泉を含めた人の全体性を理解し、そこからダイナミックな変化を生み出すための手法です。

産業化の進んだ現代の日本において意識というと、どうしても私たちは頭で考えがちですが、感情と複雑な関係を持つ頭の領域において自らの意識に気づき、それをコントロールすることは難しいものです。個人の持つ感情と源泉、そして組織や社会がもつ集団的な感情と源が発露する原点は身体にあります。「アウェアネス」の基本原理を認識した上で、私たちの身体に焦点を上げることを通じて、人の無意識な言動や挙動を見立て、意識化することが可能になります。

全人的なアプローチは、身体が受けるストレスも含めて組織、社会、日々の人間関係に起きることを意識し、自分ごととして捉えることによって、全体システムの変容に貢献できる可能性を拡げます。
システムアウェアネスの実践によって、だれもが持つ個々の源泉につながる資質がリーダーシップへと日々成長していく助けとなるとともに、チームが持つ源泉と所属する個が矛盾しないチームビルディングを目指すことが可能になっていきます。

システムアウェアネスの基礎と実践を体感で学ぶ

このセミナーではそのより広い視野からヒューマンシステムを全体的に見る視点を育て、「ロール」間に働くダイナミクスを知って行動できるための基本を習得します。

1日目は基礎編として、システムアウェアネスの基礎理論、ランク、グループへの応用理論をふまえて、個人、二者での演習およびグループ演習の体験を通して体で学びます。

2日目は実践編として、気づいていない言動にアウェアネスを向けるための基本となる「ダブルシグナル」という概念と、協働共創にむけてアウェアネスを持って行動するための方法を学び、その実践を通じて体験的に学びます。

二日間の演習を通じて自身や他者が気づいていない行動にアウェアネスを向ける体験をし、体得したアウェアネスをその瞬間から具体的にどのように行動に活かしていくかのプランをたてます。

また、人の心理の専門家である横山さんをゲスト講師として迎えながら、組織や社会などの外的システムに詳しいチェンジ・エージェントの小田が掛け合いをし、外的システムと内的システムのつながりや相似性について、複合的に理解していきます。

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このセミナーを次のような皆様にお奨めします。

  • 自らの心と体と頭をつなげたい方、論理と感情の統合を図りたい方
  • 現場でリーダーの立場にあって組織の活性化を体感覚で図りたい方
  • 自己マスタリーを深めたい方
  • クライアントの自己マスタリーを高める支援を行う方
  • グループを対象にファシリテーションする方

コース概要

カリキュラム

1日目(基礎編)

システムアウェアネスの個人へのアプローチの基礎と、人間関係の中でもランクに関する応用理論をふまえて、個人、二者での体験を通じアウェアネスの大切さを身体で学びます。

  • 心理学の基礎知識
  • アウェアネスと身体
  • システムアウェアネス構造の理解
  • ランク
  • システムワークの演習(個人・二者間)
  • グループワークとエッセンスに関する応用理論
  • 振り返り

2日目(実践編)

グループのシステムに関する体感的な理解とエッセンスのワークによる統合を体験したあと、気づいていない言動にアウェアネスをむけるための「ダブルシグナル」という概念とそれらアウェアネスを持って行動するための方法を体験的に学びます。

  • グループシステムワークの演習
  • エッセンスのワーク
  • ダブルシグナル
  • ダブルシグナルの演習
  • まとめ:システムアウェアネスの世界観と安心安全の器
  • 振り返り

※プログラムは予定です。学習効果を高めるため一部変更になる場合がございます。


二日間の演習を通じて自身や他者が気づいていない行動にアウェアネスを向ける体験をし、体得したアウェアネスをその瞬間から具体的にどのように行動に活かしていくかのプランをたてます。

講師

横山 十祉子
(システムアウェアネスコンサルティング代表/日本プロセスワークセンター前センター長)

小田 理一郎(チェンジ・エージェント代表)

関連書籍

  • ピーター・センゲ、他『出現する未来』(野中郁次郎監訳、高遠裕子訳、講談社、2006年)
  • C ・オットー ・シャーマー『U理論―過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術』(中土井僚、由佐美加子訳、英治出版、2010年)
  • ビル・トルバート『行動探求―個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ』(小田理一郎、中小路佳代子訳、英治出版、2016年)

日時 会場 受付 申し込み
2024年
10月8ー9日【満席・キャンセル待ち受付】
都内実地(飯田橋駅周辺) 受付終了 申し込みページ

※次回の開催は未定です。

参加者の声

※前回までの集合型セミナーの感想を一部抜粋してご紹介します。

・初めてこの研修を受けた時は、全く見知らぬ世界に迷い込んだようなオドオドした気持ちでしたが、横山先生や優れた仲間に支えられて、とても深く、でも辛くなく、自分の心を見つめることができました。今までロールプレイイングに対して、何か自分の中に抵抗感や懐疑的な気持ちがあり、あまり学習効果を感じた事がなかったのですが、考え抜かれた構成や優れたファシリテーションによって、かけがえのない体験をさせてもらいました。周りの人にもオススメしたい研修です。

・実際にやってみると腑に落ちる瞬間がやってきて身体を通して体感することの面白さを学びました。

・思考や行動などを深く探求できた。また他の学びにもつながる学びとなりました。源を意識し、無意識を活かしてパワフルに進みたいと思います。

・本当の二次プロセスに出会った気がする。それを使い倒したらもっといろいろなものが立ちあらわれてくると確信。

・源泉に紐づく今や葛藤について理解が深まった

・新鮮な感覚、新しい自分と出会った感覚があります。「身体をつかう」「感性を研ぐ」ということが新しいヒントを得ることにつながるという感覚を得たのでこれを活かしていきたいと思います。

・自分の中に存在する多様なロールに気づくことができた。固定化しがちなロールの中で、自分はあえて俯瞰をしてロールをしなやかに行き来する可能性がみえた

・身体くを使ったワークとフレームを同時に学べてよかったです。改めてシステムアウェアネスの重要性を感じつつ、横山さん、小田さんの連携に感謝です。

・システムアウェアネスの手法によって、個人の内面の理解とシステム全体への理解深めることへの有効性を体感できたのがよかったです。また手法を学ぶこと以上に、自分自身が今必要としていた自分への気づきが得られたこと、過去のネガティブな体験への解釈を変えることができたことが大きな収穫でした。

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