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SoL(組織学習協会)の主催するエグゼクティブ・チャンピオン・ワークショップに参加しています。ファシリテーターは、ピーター・センゲ、オットー・シャーマー、そしてアラワナ・ハヤシの3人。主に北南米の参加者が多く、欧州、アジアからの参加者を合わせて約50人で、今世界が直面する課題やシステム・レベルでの変化を起こすためのリーダーシップについて対話や共同での考察を行っています。
事前及びワークショップ中にもさまざまな文献、資料が配られますが、昨日届いたばかりの資料が『Theory U Second Edition (U理論第二版)』です。原書『Theory U』の第一版が出たのは2007年。当時、由佐美加子さんや中土井僚さんを始め、研究会の仲間たちと語り合っていたことを懐かしく思います。
↑新しいフレームワークやツールに関する数々のイラストが書き加えられています
それから9年の間に、脳科学、マインドフルネス、感情や関係性、そしてリーダーシップに置ける精神性の重要性が明らかになるなどの研究・実践の進化がある一方で、社会では技術革新、テロ、原理主義、気候変動、紛争、難民、二極化など新たなチャレンジが格段に増えています。プレゼンシングの反対の概念である「アブセンシング」は強まるばかりです。
急激に変化する社会変化の中でオットー・シャーマー氏らは、U理論の実践を進化させ、た実践の事例も数多く加えられています。第二版の日本語版の出版が待ち遠しく思います。