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ピーター・センゲへのインタビュー(1)第5のディシプリンとは

小田が2011年6月下旬にアメリカで開催された「サステナブル・フード・ラボ」のサミットに参加した際に、
学習する組織」著者のピーター・センゲ氏にインタビューし、
4つの質問に答えていただきました。
ピーター・センゲ氏から日本の皆さんへの力強く暖かいメッセージを是非ご覧ください。

まず1つめをご紹介します。
ピーターが提唱する「第5のディシプリン(システム思考)」とは何かを、
この世界的な相互依存の時代という背景とからめて話してもらいました。

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ピーター・センゲへのインタビュー(1)第5のディシプリンとは
(※動画の右下にあるCCボタンを押すと日本語のキャプションが読めます。
※キャプションは画面上でドラッグすると位置を移動することができます。)

話し手: ピーター・センゲ(MIT上級講師・「学習する組織」【The Fifth Discipline】著者)
聞き手: 小田理一郎(チェンジ・エージェント、「学習する組織」共訳者)

●この動画のyoutubeのURLはこちらです。
http://youtu.be/FSXXZ0ee6uE

●テキストはこちらです。
質問:
あなたの提唱する「第5のディシプリン(システム思考)」とは何かを、この世界的な相互依存の時代という背景とからめて話してもらえますか。

ピーター・センゲ:
私たちは、今日の世界的な相互依存がまるで新しいことのように言っていますけれども、私はこれまでも、私たちの行うすべてのことの背景に世界的な相互依存があると常に思ってきました。私が大学院生として初めてMITに来たとき、システム思考を学ぶことがその目的でした。システム思考が未来のカギを握るものに思えたからです。この途方もなく大きな網目状の相互関係をつくり出す必要がある、と。私が若いとき、1970年のことです。私たちはその相互関係を理解していないということが私にはひじょうにはっきりと見えていました。

このように、ずっと以前から私たちはこの網目状の相互依存関係に気づいていましたが、今、ますます人々の頭の中を占めるようになっています。それは、とても多くの崩壊やとても多くの悲惨なできごとが起こっているからです。それが明らかにほかとは関連性のないできごとであるときでさえ、ほとんどの場合、こういったできごとを引き起こすものがあちこちで進行していると思えてしまうかもしれません。

人々が自分たちの食べものがどこから来るのかを気にするなどということは、かつてはありませんでしたが、ここ2年間のアメリカを見てみるとどうでしょう。アメリカといえばおそらく、世界の中でも、食べるものに最も気を使わない国のひとつだと思うんです。ファースト・フードを大量に食べるし、食生活にあまり気を使わない傾向にあります。食文化というのをもたないのです。イタリア人とは違います。フランス人とも違いますし、中国人や日本人とも違いますね。アメリカには食べものに関する儀礼みたいなものがあまりないですしね。アメリカ人のためのものさえないのです。

ここ2~3年の間に、食品をめぐる騒動が起こって、突如として人々は「私たちの食べものはどこから来るのだろう? どんな人たちがその食べものの安全を左右しているのだろう? どんな人たちの手を経て食べものが私たちのところに来るのだろう」と心配するようになりました。つまり、私たちはこの途方もなく全体的な、相互に関連し合った世界に住んでいるのだという認識がこのように高まってきていると思うのです。

問題は、こういった認識のほとんどが恐怖という感情の中で起こっているということです。第5のディシプリンのような理論の目的は、ひじょうに単純に言えばある意味で、このような認識を取り上げて、希望や可能性という感情をもつように転換することだとも言えるかもしれません。私たちはこういったシステムをどのように機能させたいのでしょうか。私たちがこの網目状の相互関係を生み出したのです。私たちは、本当に自分たちに関係のあることを行ったり達成したりするために相互関係を生み出すことができるはずです。しかしそれには認識の転換が必要です。なぜなら、たいていの場合、この相互関係はどれも、誰も気づいていないようでも大きくなっているからです。ほんの少しずつしか変わっていないから気づかないのです。したがって、いろいろな意味で、課題は、簡単に言うならば、気づくこと、そして思慮深くなることだと私は思います。

ピーター・センゲへのインタビュー(1)第5のディシプリン
http://change-agent.jp/news/archives/000460.html
ピーター・センゲへのインタビュー(2)希望
http://change-agent.jp/news/archives/000463.html
ピーター・センゲへのインタビュー(3)日本の変化の担い手への助言
http://change-agent.jp/news/archives/000466.html
ピーター・センゲへのインタビュー(4)リーダーたちへの提言
http://change-agent.jp/news/archives/000467.html

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◆「学習する組織―システム思考で未来を創造する
ピーター M センゲ (著),
枝廣 淳子 (翻訳), 小田 理一郎 (翻訳), 中小路 佳代子 (翻訳)
出版社: 英治出版(2011/6/22)

原著:The Fifth Discipline The Art & Practice of the Learning Organization
ピーター・センゲ『学習する組織』日本語版 訳者まえがき

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◆ピーター・センゲの紹介
マサチューセッツ工科大学の上級講師です。著書である『The Fifth Discipline: the Art and Practice of the Learning Organization』(『学習する組織―システム思考で未来を創造する』、英治出版2011年)は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌より、­過­去75年間における最も優れた経営書の1つであると評価されました。

Business Strategy(1999年9月/10月号)では、センゲ博士を、「この100年の間に、ビジネス戦略上の最も大きな影響を与えた24人の1人」であると述べています。

難解なシステム思考の考え方を、経済や組織変化の理解を深めるためのツールとして使えるように構築し、世界各国で講演を行うと共に、ビジネス・教育・医療・政府の世界中の­­リーダーとさまざまな分野における実践に従事しています。
(紹介文:SoLジャパンホームページより)
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◆「サステナブル・フード・ラボ」とは
北米、ヨーロッパ、中南米、アフリカと、4大陸にまたがる大きなプロジェクトで、企業や政府、NGOが集まり、ビジネスの本流における持続可能な食糧システムをつくり出すことを目的としています。
http://www.sustainablefoodlab.org/(英語)
http://change-agent.jp/news/archives/000146.html(弊社での紹介サイト)
http://www.es-inc.jp/lib/archives/060830_074919.html(グループ会社イーズのサイト)
http://www.es-inc.jp/lib/archives/080108_082535.html(グループ会社イーズのサイト)
http://www.japanfs.org/ja/aboutus/event/pages/009530.html(Japan for Sustainabilityのサイト)
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