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効果的な学習デザインをめぐる話し合い: はじめの一歩は?

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4月12-14日に開催する「ファシリテーションの基盤~多様な個によるチームを活性化し、共創を促進する」セミナーの招聘講師、ジリアン・マーティン・ミアーズ氏は、ファシリテーションの実践を通じての学びを紹介するブログを2006年から500本近くの記事を公開しています。

「感謝しながら、正直でパーソナルに学習の成果を収穫する」ことをモットーに書かれたブログの中から、過去アクセス数のもっとも多かった記事のいくつかを翻訳して紹介していきます。その第一弾は、効果的な学習デザインの話し合いをどのように始めるかについてです。


学習の実践家である私たちは、時に学習者本人ではなく、第三者にあたるプロセスの主宰者と仕事をすることがあります。(少なくともほとんどの初期段階ではそうです)

 みなさんがデザインするのは、例えば、より大きなカンファレンスの企画の参考となるように、過去の経験からの教訓や学びを拾い上げるワークショップかもしれません。また、農家のための雨水貯留の能力開発プログラムかもしれませんし、高いレベルで意思決定を行う政策決定者たちを助け、気候変動に適応するより優れた政策の枠組みを開発することかもしれません。あるいは、スタッフ全員のファシリテーションスキルを強化するサポートを行っているかもしれません。

 では、そこで学習プログラム、プロセスやイベントをデザインするために、どのようにして話し合いを組み立てれば良いのでしょう? どこから始めれば良いのでしょうか?

 もちろん、進め方はいろいろです。ここでは、初期デザインを提案するため必要な情報を収集するときに、私がよく使う問いを集めました。これらの問いは、デザインに関する話し合いを続けるための基盤をつくるものです。

問い①:「プログラム、プロセスやイベントの後、どのような変化を望んでいますか?」

 これは重要な問いです。というのは、催しの目的を問うものだからです。プロセスの主宰者が望んでいる結果を明らかにしてくれます。そして、あなたはデザイナーとして、相手の文脈の中で、何が、どのように変化するのか、いくつかの仮説をゆっくりと探ることができます。またこの場合、この問いは、学ぶこと自体が最終目的ではないというメッセージも発してくれます。そして、これに続く問いは、次のようなものでしょう。

問い②:実践や文脈が望む方向へと変化するために、こうした変化を生み出さなければならない主体者は誰でしょうか?

 この問いは、学習者グループが誰かを探求します。つまり、変化を起こすために必要な全員が含まれているかを知るための問いです。また、この問いから、幾つかのセグメント分けに関する議論が始まる可能性もあります。プログラムには、グループによって、プラクティス、政策、サポートなど、異なる要素が必要かもしれません。参加者がどの程度準備ができているかについてさらに尋ねて、学習の取り組みの根拠に関する良い材料を集めたければ、次の問いを尋ねてもよいでしょう。

問い③:このグループのメンバー数名に、この変化が必要だと思うか、またはこの変化を望むかどうかを尋ねたら、どのような答えが返ってくるでしょうか? (また、その理由は何ですか?)

 さらに問いかけることで、プロセス主宰者の視点から、このグループにどんな学びが必要かという情報が得られるかもしれません。(これは後ほど学習者グループに対して、ニーズを明確に言語化するのに有益な手法を使う事で検証できます。しかし、遅すぎてはいけません!)。 次の問いは、学習とは情報(=知識の獲得)であるというイメージを、行動の変化という側面へと導くものです。

問い④:その変化を起こすために、このグループにはどのような情報やツール、実践が必要でしょうか?

 過去に成功した行動の変化や学習についてのストーリーを訪ねることで、好まれる学習スタイルや、効果的な実践を探ることができます。

問い⑤:過去にグループの行動が変化し、何か新しい学びが起きた時、それはどのようにして起こりましたか? どのような環境条件がありましたか? 時間はどれくらいかかりましたか? 変化の定着を支えたものは何ですか?

 この問いによって、どのような学習の方法論が好まれているかが分かります。もちろん、さまざまな個人的な意見が混じりますが、次の問いへの回答の中には、何か興味深いパターンがあるかもしれません:

問い⑥:グループのメンバーが好む学び方はどのようなものですか? メンバーが学習に参加しやすい形態はどのようなものでしょうか?

 この問いによって、イノベーションや新しい方法論やテクノロジーに、グループがどのように反応するかを探ることができます。また、その環境が学習にとってどの程度「安全」であるか、何らかのアイデアも得られるかもしれません。

学習デザインの話し合いの初期において、方向性を示してくれる問いは数多くあり、ご紹介したこれらの問いは、ほんの一部にすぎません。みなさんは、どのような問いを付け加えますか? みなさんなら、どこからスタートするでしょうか?

(続編)第2回  ワークショップデザイン:はじめに問うべき5つの質問


ジリアン・マーティン・ミアーズ(ブライト・グリーン・ラーニング社創設ディレクター)のブログより翻訳・転載の許可をとってご紹介します。原典はこちらをご覧下さい

【詳細はこちら】ジリアン・マーティン・ミアーズ招聘特別ワークショップ
「ファシリテーションの基盤~多様な個によるチームを活性化し、共創を促進する」
・2018年4月12日(木)、13日(金) 「ファシリテーションの基盤」
・2018年4月14日(土) 「多文化グループにおける協働」

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