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ファシリテーション・ブログ「"見える化"は、考える必要のないことか、右脳を活用することか?」

25年以上のファシリテーション歴と国際賞受賞歴のあるジリアン・マーティン・ミアーズ氏が、ファシリテーションを通じて学んだことお裾分けする「ブライト・グリーン・ラーニング・ブログ」から、人気の記事を紹介しています。


数百万ユーロ単位の予算規模の取り組みの戦略策定ワークショップを開催したときのことです。ワークショップ3日目の朝、世界中から集まった50人超の参加者にフリップチャート用紙を数枚配布し、「引き続き取り組みたいと思うこと」「もっと取り組みたいこと」「取り組みを減らしたいこと」をそれぞれ書き出してもらうようにお願いしました。「もっと取り組みたいこと」のトップに挙がったのは、時にバラバラの目的のために機能しているようにも見える戦略の諸要素を統合することでした。この切実な訴えに応え、私たちはすぐにその日のアジェンダを検討し直しました。そして昼食後に参加者に次のような質問を投げかけました。「首尾よく戦略が統合されたときの状態を目に見える形にすると、どのような姿になるでしょうか?」

言語や役割(地域、テーマ、コーディネートチーム)をそれぞれ代表できるように考慮し、5~8名のグループに振り分けてフリップチャートと色つきペンを配布したところ、すぐに会場は賑やかな活気に満ちあふれました。その後40分間、各グループがアイデアをフリップチャートに書き出したり、検討し直したりする様子を観察していました。ほとんどのグループは、描いた絵をとおして、想像をかき立て、創造力が解放されて、皆で出し合ったアイデアを理解しやすくなっていました。その絵はカラフルかつ有機的で、フリップチャートの中から飛び出してくるかのようにも見えました。反対に、ぎこちないプロセスとなってしまい、言葉による長ったらしい説明となってしまって、せめてパワーポイントで整理できたらと思うグループもありました。

全体でのお披露目の段階では、各グループから代表が出て、自分たちのグループが描いた絵とそこに至るまでのプロセスを説明しました。その後でグループ全体でディスカッションを行い、各チームが描いた絵について、そしてこの演習そのものについて探求しました。

私たちが気づいたのは、この演習後、戦略の統合はもはや問題ではなくなっていたことでした。統合した姿がどのようなものになるかについて、一緒に視覚化する演習を行うことを通じて、統合そのものが可能であること、そして、それはこの演習で具体化されたように、グループ全体で一緒に協働作業を進めるプロセスによってもたらされるであろうことが明らかになったのです。この演習でも、最初の10分間は悪戦苦闘しましたが、各チームとも協力することで探り当てました。

「見える化」の演習は、参加者が抱く戦略の複雑さへの恐れを解消する効果がありました。同時にクリエイティブで楽しい方法で収穫されました。はじめから統合は難しいことではないと考える人にとって、この演習は時間の無駄に見えたかもしれません。しかし、統合はやっかいなことと考える人たちにとっては、その恐れを払拭し、プログラムの他の側面により多くの信頼とエネルギーを集中できるように促すものでした。

この演習は、考える必要のないことだったのか、それとも、右脳を活用することだったのか? 実のところは、その問いはあまり重要ではありません。演習を終えて、グループ全体にとって、懸念だった統合の問題は解消されていました。私たちにとって、見える化はとても効果的だったのです。


原典・文:ジリアン・マーティン・ミアーズ 「ブライト・グリーン・ラーニング」ブログ投稿 "Visualization: (a no-brainer or) a right-brainer?"

翻訳:有限会社チェンジ・エージェント

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