よくあるご質問

オンライン研修・セミナーについて

オンラインセミナー参加に向けて用意するものはなんですか?

オンラインセミナーでは、参加のために環境や機器のご用意をいただく必要があります。下記について、内容を確認の上事前にご用意いただきますようお願い申し上げます。セミナーによっては、Zoomの他にオンラインサービスを使用する場合があります。使用するサービスは、各セミナーのページ内に掲載しています。ご不明点は、お問い合わせください。

  1. Zoomについて
  2. オンラインセミナーで利用するサービスについて
  3. オンラインセミナー受講についてよくある質問

1. Zoomについて

オンラインセミナーはZoomを使って開催いたします。使用機器はPCを推奨します(PC以外の機器での参加については以下を参照ください)。セミナー参加前にZoomクライアントを使用機器にインストールし、接続テストをお願いします。すでにお持ちの方はクライアントが最新版になっていることをご確認ください。
※インストールおよび設定は、利用者の皆さまの自己責任に基づいて行ってください。

使用する機器について

(1)スマートフォン(iPhone、Androidなど)、タブレットなど

  • スマートフォン、タブレットのみでのセミナーの参加はお断りしております。
    スマートフォンの画面では画面サイズにより資料が見づらい、タブレットではグループワークの参加が難しいといった受講に不具合が生じるためです。

  • PCなどと併用し、カメラやマイクとして使っていただく事は可能です。

(2)パソコン(Windows、Mac)

  • デスクトップPC、ノートPC、タブレット型PC、いずれでの参加も可能です。
  • 外付けカメラか内蔵Webカメラと、内蔵マイクかヘッドセットマイクの、映像・音声入力機器が必要です。
  • Zoomクライアントを利用しても動作が遅くなるなどの支障が無く動作するかの事前確認をお願いします。
  • 所属している組織から貸与されたPCの場合、Zoomのインストール、利用に制約がある場合があります。以下のような問題がある場合は事前に事務局にご相談ください。
      • ビデオ機能をONにできない
      • 動画の再生などに一部制約が起きる
      • 講師から共有した資料などが表示されない
      • チャット機能を使って入手したファイルが実行できない
      • 発表する場面で、画面共有ができない

オンラインセミナー参加時の注意事項

  • オンラインセミナーに快適にご参加いただくには、一定以上のインターネット回線速度が必要となります。目安は実測値で上り/下りともに1.5Mbps以上です。回線速度を測定するWebサービスなどで事前にご確認ください。
  • オフィスから参加される場合、会社で許可されている接続許容量を超えるなど回線不調で参加ができない例が生じています。貴社の接続環境に原因がある場合は、当方では解決ができません。必ず事前に社内情報部門の方などにご確認ください。
  • 接続できない方がいる場合でも、セミナーは原則として開始時間でスタートします。予めご了承ください。

2. オンラインセミナーで利用するサービスについて

オンラインセミナーでは演習、グループワークなどをオンラインサービスを使って行います。ご自身の環境でオンラインサービスが利用できるかをセミナー参加前にご確認ください。会社のルールなどで利用できないサービスがある場合は事前にご相談ください。

主に利用するオンラインサービス

  • Google
    • Googleドキュメント
    • Googleスプレッドシート など
    • 利用可能かの確認
      • こちらのリンクをクリックし、Googleドキュメントが閲覧できれば原則サービス利用可能です。
    • Googleサービスを利用しないセミナーもあります。詳細はセミナーのご案内ページをご確認ください。

※その他、セミナーによって利用するオンラインサービス

  • Dropbox、Miroなど
  • 詳しくは各セミナーの案内ページ、申込み後のメールなどでご案内します。

3. オンラインセミナー受講についてよくある質問

  • 当日のセミナーへのアクセス情報はいつ、どのように届きますか?
    • 事前案内のメールでお送りします。
  • 資料はいつ、どうやって届きますか?
    • 事前案内のメールに添付してお送りします。
  • Zoomに関するトラブルが起きた場合はどうすればよいでしょうか?
    • 大変恐れ入りますが、事務局ではZoom自体に関するお問い合わせにはお答えすることができません。貴社のシステムご担当にお問い合わせいただくか、Zoomサポートサイトの「よくあるご質問」等をご参照ください。
  • 受講中に接続が切れた場合はどうなりますか?受講者とはどのように連絡を取りますか?
    • 大変恐れ入りますが、個別に再接続を確認、進行を中断することはありません。事前にシステム環境等をしっかりとご確認ください。

システム思考はオンライン研修でも学べますか? 集合研修とはどのような違いがありますか?

新型コロナの影響で、弊社では2020年からシステム思考研修はオンライン研修に切り替えて開発、実施を重ねました。その経験を踏まえて、オンライン研修でも適切な環境とコース内容を用意することによって十分学ぶことができるものと考えております。

オンライン研修においては、ビデオカメラ、マイクなどの機能を有したパソコンと、動画配信や自身の音声、画像を他者に配信できるインターネット通信環境が必要になるほか、数時間の研修の間他の雑踏や会話の音などの入らない静かな環境を整え、また、受講者自身がオンライン研修における基本動作に親しんでおくことが必要になります。

当初は、参加者の多くの方がオンライン会議への参加経験が少なく、また、通信環境、デバイスなどで課題を抱えることが多くありました。しかし、職場や学校などでのオンラインへの移行とそれに伴う環境、デバイスなどの整備が進み、オンライン受講全般に行いやすくなっていきました。特に昨今、デバイスや通信環境の向上に伴い、動画配信や相互インタラクティブ性の高い機能も手軽に活用できるようになり、以前のようなオンラインでのコミュニケーションのストレスは大幅に軽減されるようになってきました。

内容面では、講義、個人演習やグループ演習など、多くの内容はオンラインでも遜色ありません。システムを体感するために行っている「未来水産株式会社」「ビールゲーム」などの経営戦略演習についても、順次オンライン化を進め、集合型と同様に学習を進めることができています。

いくつかオンラインでのチャレンジを挙げるとしたら、以下があります。

●オンラインは全般に進行にかかる時間が増える

●グループ内でのラポール作りや共同作業は進めやすいが、他のグループとの相互作用や全体に戻ったときのラポールづくりには時間がかかる

●グループでループ図を描くなどの作業は、集合型ならば模造紙、付箋での共同作業が進めやすいが、オンラインではMiroなど様々な共同作業ツールがあるものの全参加者が使えることはまれである

上記に対しては、以下のような工夫を行っています。

●あらかじめビデオや事前演習など受講前のお願いを追加する

●グループ作業後の全体の場はアウトプットの発表から討論の流れで発言しやすくし、また、グループ替え、回転木馬式ローテーション、相互コーチングなどを組み合わせる

●グループ作業には、接続・作業環境が整った方の画面共有をもとにファシリテーションで進める、あるいは、演習したアウトプットを蓄積しやすいアウトプット収穫用のツールを活用する

また、オンラインでの工夫の追加メリットとして、「反転授業」と言われるような、基本的な情報のインプットと演習を済ませた状態から、やってみた上での疑問点や問いへの質疑応答や、より深い討論・対話の場として進めやすくなったり、あるいは、各個人やグループとも演習のアウトプットをつくることが習慣化され、大人数でも画面共有などでその成果を閲覧しやすくなるなどのメリットがあります。

オンライン研修は集合研修に比べて、自宅の書斎や会社の会議室などから、都内の会場まで移動しなくても参加できることが大きなメリットです。あるいは、災害などによる交通機関の運行見合わせや感染などのリスク懸念などの状況でも、開催できることもメリットといえるでしょう。

以上を踏まえて、チェンジ・エージェント社では、「システム思考」「学習する組織」などの基本的な研修については、新型コロナウィルスの感染が収束を見るまでの期間、学びをとめない有用の選択肢として提供を続けています。オンライン化が難しい側面のあるセミナー(「システムアウェネス」など)に関しては、収束の状況やリスク評価を踏まえて、集合型研修再開のタイミングを探っていきます。

また、オンライン研修を実施するにあたって、チェンジ・エージェント社ではオンライン研修のためのガイダンスを必要に応じて実施して、受講者の皆様ができるだけストレスがなく研修に参加できるよう、サポートをします。

(2021.8.11update)

研修プログラムについて

「システム思考」と「学習する組織」はどちらを先に受講した方がよい、などの推奨の順序はありますでしょうか。

学習する組織セミナーにおけるシステム思考と、システム思考セミナーにおけるシステム思考はいずれも同じ体系に基づき、特に「氷山モデル」という考え方で紹介する点が共通点です。

一方、差異としては、学習する組織セミナーにおいてシステム思考に焦点を当てる時間は2時間半ほどで、紹介する実践ツールは初学者にも扱える「システム原型」を中心に、また、構造の型や事例がより組織開発や人材開発に沿ったものとなっています。

システム思考セミナーにおいては、経営戦略演習を除き、1日半システム思考を取り扱い、課題設定、パターングラフ、ループ図、そして働きかけまで基本プロセスの全般を学びます。構造の型や事例も、組織・人材面のほか、事業、マーケティング、オペレーション面など幅広く、また、参加者自身の課題で演習を進めることも大きな違いです。

学習する組織セミナーは、5つのディシプリンを広く浅くではありますが、それらを統合することに焦点をあてたセミナーです。システム思考をより深く学びために前後にシステム思考セミナーを受講する方はよくいらっしゃいます。
(特に順序は関係ありません。また、デザイン面で変えていますので、両コース受けても重複を感じるところは最小限です。)

また、システム思考に関心の強い方でも、事業戦略面と組織運営面の両方に興味がある方や、あるいは優れたシステム分析があってもメンタル・モデル面の対処や関係者の意識・やる気などに課題を感じる方には、学習する組織のほかのディシプリンが参考になります。(この最後の流れでお考えの場合は、システム思考を先に受講するほうがよいかもしれません)

セミナーの比較表もよろしければご参照ください。

「経営戦略演習」とは?

経営戦略演習とは、マネジメント・シミュレーション・ゲームといわれるもので、コンピュータを用いて、参加者の意思決定にもとづく結果を計算し、その意思決定と結果の繰り返しを経験することで、現実のマネジメントの課題に関わる意思決定に必要なことや留意すべき点などを体感的に学ぶものです。

出張研修はできますか?

はい。全国どこへでも伺います。

システム思考について

学生向けのシステム思考を学べる教材はありますか?

システム思考についてわかりやすく説明する動画『A Systems Story(システムズ・ストーリー)』では、日本語のサブタイトル(チェンジ・エージェント訳)を見ることができます。この動画は、『世界はシステムで動く』の著者ドネラ・メドウズ氏の名前を冠したドネラ・メドウズ フェローの一人、Sarah Czunyi (タンザニア出身、ハンガリー在住)によるプロジェクトとして制作されました。

またクマヒラセキュリティ財団様からの委託で、弊社で過去に翻訳した資料「初等・中等教育における学習する組織の実践について」ではシステム思考の教育者である、リンダ・ブース・スィニー氏のインタビューで、教育向け書籍(英語)などが数多く紹介されています。
また、26ページでは、Waters Foundationで紹介されている、システム思考の教育規定(Rubrics)の例なども翻訳された形で載っております。

システム思考でうまくいった事例は?

数多くありますが、ビジネスの事例として代表的なものにはデュポン、GM、マスターカードなどでの事例があります。

ほかにも、ニューヨークの地下鉄を安全な場所に変えた事例や、システム思考を用いて発展途上国の開発を進めたなどの事例もあります。

身近な例としても、システム思考を勉強することで生活習慣を望ましい方向に変えたり、職場の雰囲気を良くしたなどの多くの事例が報告されています。

何歳からシステム思考の勉強ができますか?

システム思考そのものは何歳でも勉強できます。アメリカでは小学生からシステム思考を勉強している学校もあります。物事のつながりとして全体像を見るという考え方そのものは、何歳でも勉強できますし、子どもは生まれながらにしてシステム思考家だと考えている人たちもいるほどです。

参考図書はどんなものがありますか?

  • 『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方』

    (枝廣 淳子+小田 理一郎(著)/東洋経済新報社)
    日本には、ビジネス向けの「システムシンキング」の本はいくつかありますが、システム思考の基本的な考え方から、基礎的ツールの紹介と練習、個人やグループ、組織のさまざまな事例や、「学習する組織」での展開例も含めた入門書は、これが初めてです。
    どこにも見られる構造の基本パターンである「システム原型」の紹介や、システムの構造を「小さな力で大きく動かせる介入点」である「レバレッジ・ポイント」についての手引きもあります。ぜひ、お手にとってご覧ください。

  • 『入門! システム思考』

    (枝廣 淳子 (著), 内藤 耕 (著)/講談社現代新書)
    「同じ失敗を繰り返しているような......」「あちらを立てればこちらが立たず......」いつまでも問題が解決しないというジレンマに終止符! 英語の学習方法から、企業の売上げアップ、組織のマネジメント、そして地球環境問題の改善まで、さまざまな事例を交えてシステム思考を分かりやすく解説します。解決が難しい問題こそ、たくさんの要素や原因が絡み合って複雑になっているもの。全体像と要素のつながりを見るシステム思考で、本質的な問題解決を考えましょう。

  • 『地球のなおし方』

    (ドネラ・H・メドウズ+デニス・L・メドウズ+枝廣淳子(共著)/ダイヤモンド社)
    デニス・メドウズ氏他著の『成長の限界 人類の選択』で示された「地球はすでに限界を超えている」というメッセージをデータとともにわかりやすく伝えると同時に、持続可能性の分野ではおそらくはじめてのシステム思考の入門書です。地球環境の現状を嘆くのではなく、理性的に問題の構造を理解し、真の解決策を考えていくアプローチを知ることができます。

詳しくは、「システム思考とは?」のページをご覧ください。

「システム思考」と「論理的思考」(「ロジカル・シンキング」)との関係は?

この2つの思考法は全く違った考え方・アプローチですがが、互いに補完的な関係です。

論理的思考とは、detail complexityといわれる“種類がたくさんあるという複雑さ”を対象とし、主に物事を分析し、切り分けて、要素還元型のアプローチを取る思考法です。

それに対してシステム思考というのは、dynamic complexityといわれる“動的な複雑さ”を対象とし、物事が時間を経てどのように変化をしていくのか、その仕組みを解析し、部分よりも全体としてのつながりや相互作用といった営みに着目をする思考法です。

システムというと難しく感じるのですが……。

世の中のシステムは複雑なため、難解に感じるかもしれませんが、システム思考そのものは、その複雑なシステムをわかりやすく、簡単に整理するためのものです。ですから、システム思考を身につけると、複雑な事象も簡単に見やすくなります。

システム思考を使っているのは誰ですか?

システム思考が普及している欧米では、企業や国際機関、政府、NGOなどの政策決定者はもちろん、組織の中のリーダー、マネージャー、そのほかの人々もシステム思考を使っています。また、学校教育でも、大学だけでなく、高校、中学、小学校でもシステム思考のカリキュラムを採り入れている学校がたくさんあります。

社会や組織といったシステムの中で暮らしているあらゆる人がシステム思考を使うことで効果を上げることができます。

チェンジ・エージェントについて

私もチェンジ・エージェントになれるのですか? 

はい。誰でも「変えたい」という熱い思いがあればチェンジ・エージェントになれます。そして、熱い思いだけではなく、実際に効果的に変化をつくり出していくためのスキルを身につければ、より効果的なチェンジ・エージェントになれるでしょう。

チェンジ・エージェントって何ですか?

チェンジ・エージェントとは、「変化の担い手」ということです。「変えなくちゃ!」という熱い思いと、実際の変化を作り出せるスキルを持っている人だといえるでしょう。もしあなたが「このままではいけない」と思っているとしたら、チェンジ・エージェントなのかもしれません。

Mail Magazine

チェンジ・エージェント メールマガジン
システム思考や学習する組織の基本的な考え方、ツール、事例などについて紹介しています。(不定期配信)