よくあるご質問
研修プログラムについて
「システム思考」と「学習する組織」はどちらを先に受講した方がよい、などの推奨の順序はありますでしょうか。
学習する組織セミナーにおけるシステム思考と、システム思考セミナーにおけるシステム思考はいずれも同じ体系に基づき、特に「氷山モデル」という考え方で紹介する点が共通点です。
一方、差異としては、学習する組織セミナーにおいてシステム思考に焦点を当てる時間は2時間半ほどで、紹介する実践ツールは初学者にも扱える「システム原型」を中心に、また、構造の型や事例がより組織開発や人材開発に沿ったものとなっています。
システム思考セミナーにおいては、経営戦略演習を除き、1日半システム思考を取り扱い、課題設定、パターングラフ、ループ図、そして働きかけまで基本プロセスの全般を学びます。構造の型や事例も、組織・人材面のほか、事業、マーケティング、オペレーション面など幅広く、また、参加者自身の課題で演習を進めることも大きな違いです。
学習する組織セミナーは、5つのディシプリンを広く浅くではありますが、それらを統合することに焦点をあてたセミナーです。システム思考をより深く学びために前後にシステム思考セミナーを受講する方はよくいらっしゃいます。
(特に順序は関係ありません。また、デザイン面で変えていますので、両コース受けても重複を感じるところは最小限です。)
また、システム思考に関心の強い方でも、事業戦略面と組織運営面の両方に興味がある方や、あるいは優れたシステム分析があってもメンタル・モデル面の対処や関係者の意識・やる気などに課題を感じる方には、学習する組織のほかのディシプリンが参考になります。(この最後の流れでお考えの場合は、システム思考を先に受講するほうがよいかもしれません)
セミナーの比較表もよろしければご参照ください。
ラーニング・ジャーニーとはなんですか?
ラーニング・ジャーニーとは、参加者グループがいくつかの現地現場を訪ね、現実の課題に直面する当事者や実践者等からストーリーを聞きながら、今起きているさまざまな現実を観察し、感知し、その意味合いを個人やグループで協働で探るプロセスです。
意見交換行う事で、自らの立ち位置、より複眼的なものの見方、そして複雑な現実の先にある共有ビジョンのタネなどに気づくことができます。
組織開発やリーダーシップ開発の手法とし世界的に注目されていて、しばしばU理論を使った個人、組織、超組織での変容プロセスに活用されます。
「サステナブル・フード・ラボ」というマルチステークホルダーのコンソーシアムが食料問題に関してほぼ毎年行っているほか、日本でも企業の次世代リーダーが内戦で疲弊したスリランカでの復興の現場を訪ねるツアーなどが行われたほか、国内でもラーニング・ジャーニーを受け入れている地域の例があります。
「経営戦略演習」とは?
経営戦略演習とは、マネジメント・シミュレーション・ゲームといわれるもので、コンピュータを用いて、参加者の意思決定にもとづく結果を計算し、その意思決定と結果の繰り返しを経験することで、現実のマネジメントの課題に関わる意思決定に必要なことや留意すべき点などを体感的に学ぶものです。
出張研修はできますか?
はい。全国どこへでも伺います。