◆◇◆ 目次 ◆◇◆

• 【1】システム思考：複雑な世界を理解する手段（リンダ・ブース・スウィーニー）
• 【2】チェンジ・エージェント・アカデミー第16期 「学習する組織を導くリーダーシップ 集中プログラム」（6月-9月）
• 【3】「組織リーダーのためのシステム・リーダーシップ〜複雑な課題への革新的な対応」（リンダ・ブース・スウィーニー氏招聘特別ワークショップ）
• 【4】その他現在募集中のセミナー

はじめに

皆様、新しい年度が始まりましたが、お元気にお過ごしでしょうか？　東京の開花宣言は平年より5日、昨年より15日遅い3月29日でしたが、新型コロナウィルスの5類以降後初となった入学式・入社式が桜の花に彩られる様子が印象的でした。

さて、今号のメルマガでは、基本に立ち返り、システムとは何か、システム思考が複雑なシステムの課題に向き合う際にどのように役立つかについて紹介します。来日予定のリンダ・ブース・スウィーニーは、複雑なシステムという概念を大人にも子どもにもわかりやすく伝えるコミュニケーターとして米国で高い評価を得ています。デニス・メドウズ、フリッチョフ・カプラ、ジョン・スターマンなど世界有数の思考家たちともコラボレーションしてきたリンダが、システムとシステム思考について解説します。

新しい年度となり、「チェンジ・エージェント・アカデミー」（学習する組織編）も新しい学習の仲間を募集しています。「5つのディシプリン」「システム思考」「行動探求」の3つのワークショップで学習のための共通言語を築き、平日夜は6回のアクション・ラーニングのセッションを通じて自分自身をみつめながら、共に学ぶ仲間たちと対話を深めます。ワークショップは都内実地で、アクション・ラーニングは実地・オンラインにて、6月から9月にかけて実施します。

ゴールデンウィーク明けには、リンダ・ブース・スウィーニー博士を招聘した2日間の特別ワークショップを開催します。テーマは「システム・リーダーシップ」。社会課題に取り組む財団やNGOなどでリーダー育成を行ってきたリンダから、その内容やファシリテーションの行い方などについて学び、また、参加者の皆さんと共に、日本でどのようにシステム・リーダーシップを育んでいくかを探究します。

そのほか、新年度にあたって「システム思考」「学習する組織」「変革リーダーズ」の定番コースを募集中です。

チェンジ・エージェント社はこの4月おかげさまで設立から19年がたち、第20期を迎えます。セミナーに参加者や研修、ファシリテーションの要請をいただく企業、NPO、行政機関の皆様のおかげで、チェンジに関わる理論、方法論、ツールについての洞察を深め、新しいサービスを広げていくことができました。厚く御礼を申し上げます。また、日本で組織、地域の課題や社会課題に取り組む数多くの変化の担い手の皆さんたちとの絆を深め、そうした個人のネットワークがより大きな社会変容を築くためのエコシステムとして機能し始めています。今後、身近な職場や地域、ひいてはより広域、国、国際レベルでのシステム的な変化が広がっていくことに大いなる希望と願いを抱き、よりよい組織、よりよい社会を後生に引き継いでいけるよう、チェンジ・エージェント社一同邁進を続けていきます。今後とも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

【1】システム思考：複雑な世界を理解する手段（リンダ・ブース・スウィーニー）

システム思考とは何でしょうか？
この記事では、リンダ・ブース・スウィニー博士が、システム思考やシステム原型について、平易でわかりやすい言葉や事例を用いて解説しています。 システム思考を知らない誰かに紹介したいときにも入口としてヒントにしていただけるのではないでしょうか。

「システム思考は分析ではありません。（中略）分析的な思考をシステム思考で補完する方法を知っていれば、人生にアプローチするための、より強力なツールセットを手に入れることができるのです。（本文から引用）」

つづきはぜひリンク先の本文からご覧ください。

▼つづきはこちら
https://www.change-agent.jp/news/archives/001935

【2】チェンジ・エージェント・アカデミー第16期 「学習する組織を導くリーダーシップ 集中プログラム」（6月-9月）

「組織を学習する組織に近づけたいけれど、浸透が難しい」
「学習する組織の概念を自組織に持ち帰って、何からどう実践していけるだろうか」
「組織内で賛同者を得るにはどうしたらよいだろうか」

学習する組織を実践していこうとするうえで、多くの人がこのような壁や悩みに遭遇するのではないでしょうか。組織内に変革のうねりを広げるために走り出そうとする時期に、学習の仲間・伴走者たちとより効果的で持続的な変化のための戦略やアクションを探求しませんか？
6月開講の本コースは学習する組織のディシプリンの基礎理論を３つのセミナーで学び、夜間のゼミではそれぞれの組織・地域での実践者たちによるアクション・ラーニング、つまり現実の組織・戦略課題を設定し、取り組みを行いながら、それぞれの体験を振り返ることを通じて学習する集中プログラムです。

アクション・ラーニング(夜間ゼミ全6回）は実地参加が難しい場合には、オンラインでの参加も可能です。

▼お申込み・詳細はこちら
https://www.change-agent.jp/events/001916.html

【3】「組織リーダーのためのシステム・リーダーシップ〜複雑な課題への革新的な対応」（リンダ・ブース・スウィーニー氏招聘特別ワークショップ）

システム思考の教育に長く携わり、システム・リーダーシップ実践を指導するリンダ・ブース・スウィーニー博士を招聘した特別ワークショップを開催します。

リンダは、ピーター・センゲ、ジョン・スターマン、フリッチョフ・カプラ、ロバート・キーガンなど数多くの先人たちの教えをつなぎ、教育セクターや社会変革セクターで30年以上活躍してきました。オバマ財団で「システム・リーダーシップ・ラボ」設立に参画、世界の社会変革実践者たちを指導するなど、社会変革分野で活発に活動しています。

そうした彼女の経験、視点を聞きながら、参加者それぞれの文脈に適用して、いかにシステム変容を支える「システム・リーダーシップ」を推進するか、考え、実践するかを探求するワークショップとなります。

このワークショップの特徴の一つは、「システム・スマート」を目指すことです。システム・スマートとは、個人を「賢く」することではなく、複雑なシステムについて私たちが知っていることを共に学び、集団としての理解を広げることに主眼があります。その理解から業界・セクターにおける模範的なパフォーマンスを実現し、社会、経済、環境にプラスの影響を生み出すレベルに引き上げます。そのためには、多様な利害関係者の間で複雑な状況をナビゲートするためのツール、言語、習慣、洞察力を身につけ、その影響範囲を広げることが鍵となります。

難しいシステム思考をわかりやすく、同時に単純化しすぎないことは多くの実践者が直面するチャレンジです。システム思考の教育に関する研究への洞察、経験では世界でも有数のエキスパートであるリンダ・ブース・スウィーニー氏を迎えてのこの機会に、ぜひご一緒しませんか？

▼お申込み・詳細はこちら
https://www.change-agent.jp/events/001923.html

【4】その他現在募集中のセミナー

※日程により実施形態、内容が異なります。（オンライン形式または、都内実地集合形式）詳細はリンク先に記載の各日程の募集ページよりご確認ください。

▼システム思考セミナー「システム思考家 実践道場」
2024年4-9月全6回(オンライン)

▼学習する組織セミナー「学習する組織 5つのディシプリン」
2024年6月11-12日(都内会場・集合研修)

▼【満席・キャンセル待ち受付中】変革リーダーズセミナー「システムアウェアネス〜心理学ベースの行動変革」
2024年6月20日-21日(都内会場・集合研修)

▼「システム思考トレーニング」２日間集中コース
2024年5月20-21日、7月2日-3日(都内会場・集合研修)

▼変革リーダーズセミナー「行動探求〜変容を導くリーダーシップ」
2024年7月23-24日(都内会場・集合研修)

発行元：有限会社チェンジ・エージェント
東京都台東区浅草橋１丁目１９−１０ PF浅草橋ビル　5F
Tel：03-5846-9660
https://change-agent.jp

---

チェンジ・エージェント メールマガジンは、転送歓迎です。
ウェブ、印刷物への掲載はご相談下さい。

ご感想やコメントなどをお寄せ下さい。可能なかぎり、今後の情報発信に活用させていただきます。E-mail：infoca（アットマーク）change-agent.jp

本メールマガジン登録、解除は、フォームよりお願いします。
またはinfoca（アットマーク）change-agent.jpまでご連絡ください。

チェンジ・エージェントの関わった書籍はこちら